テンパ・ピンジ
こんにちは。 Taeです。
昨日予告した、テンパ・ピンジについて書いてみようと思います。
ブータンでは、いたるところでみられる、テンパ・ピンジ。
多くの家庭に、タンカ(仏画)や壁画としてありますし、
お寺やホテルやお店や、政府の建物でも、
いたるところで見かけます。
初めて見たときは
ブレーメンの音楽隊?
と思いました。
刺繍の留学生として学んでいた時、
2年生の課題にも、出てきました。
そのときに刺したのが、こちら↓です。
この絵柄の意味は「調和」
こんなお話があります。
ある日、象が一本の木の下で休んでいると、猿がやってきました。
猿「これは、わたしの木だよ」
象「先にこの木をみつけて休んでいたんだから、これは、わたしの木だよ」
猿「でも、キミはこの木に実がなることを知っているかい?
実のことを知っているわたしの方が長くこの木を知っていることになる。
でも、一緒にここで休もう。」
そこに、兎がやってきました。
兎「これはわたしの木だよ。
なぜなら、わたしは、この木がわたしくらいの高さのときから知っているから。
でも、一緒に休もう。」
そこに、鳥がやってきました。
鳥「これはわたしの木だよ。
なぜなら、わたしが食べた実の種をここにまいて、それが芽を出して育ったのがこの木なのだから。
でも、みんなでここで休もう」
こうして4匹は木陰で休み、実を食べ、仲好く過ごしました。
また、この図案は、
鳥は仏陀を、
兎・猿・象は仏陀の弟子を表しているそうです。
このお話は、わたしが学んだブータンの伝統工芸学校の絵画コースの先生が説明してくださったものです。
お父様も、おじい様も画家という方です。
おちゃめで、冗談好きで、
伝統的な仏画の技法をしっかり学び、それを尊重しつつも、
いつも新しい図案や表現方法をためしている先生です。
ときどき、これはどうかな…?というチャレンジもあったのですが![]()
動物を刺すのが苦手だったわたしは、
これを刺しているとき、モティベーションを保つのにちょっと苦労しました![]()
カリキュラムの中にも、好みがあるのは仕方ないですよね。
図案の説明をきいてからは、だいぶ気に入ったのですが、
それと、刺すのが楽しいのとはまた別で…![]()
目らしい目を刺したのは、これが初めてだったのですが、
なんだか、酔っ払っておかしな方向を見ているような象になってしまいました![]()
この作品を見ると、今でもあの頃を思い出します。
先生、元気かな~?
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