機は錨。 | 工房 Bluepine*ブルーパイン

機は錨。

今度の日曜日の出発に向けて、引越しの準備が着々と進んでいます。


今までは、そろえなくちゃいけない書類の手配をしたり、リビングの外にある本棚を空にしたり、という程度の準備だったのですが、今週にはいってとうとううちの様子がどんどんかわっています。



ゆうべは、日本人の友人達に集まってもらって、いろいろと処分するものをひきとってもらいました。

あまっているストック食材、キッチンの道具さまざま、食器、防虫剤などの日用品・・・などです。

それから、姿見の鏡とか、わたしの車で運べる程度の小物も。


男性陣が運んでくれて、あっという間にかたづいていきます。



最後に、みんなが帰る直前に、機をばらしてもらいました。


わたしの機はいざり機です。

ブータンでは、ごく一般的な織り方ですが、よくある機織り機と違って、わたしのはちょっとがっちり作ってもらいました。

そして、日本に送るために、組み立て式になっています。


それをばらしてもらったときに、ある友人が言いました。


「bluepineの家が、bluepineの家じゃなくなっていく」


本当に。

わたしが感じていながら言葉にできていなかったことでした。



わたしの家の象徴。

それは、やっぱりこの機です。


これがあるところが、わたしが住むところ。

そして、これから工房を育てていくところ。


ここでの生活に区切りをつけるのは、そこはかとない寂しさが伴います。

なじんだところから動くのは、勇気がいります。


でも、私には錨がありました。


私の機の立つところに、わたしの将来が育ちます。



日本まで、無事に届いてください。

そして、またよろしくね。