昔は登山なんて大嫌い
だった
小学生の時 よく遠足で近くの山に学校から 歩いて登山
は〜もう最悪
いっつも最後
先生に文句ばかり言っていた私
頭ん中はいつもお弁当のことばっか。。
うちの母は登山大好き
何が面白いんだろう と、よく思っていた。
その私が今は登山大好き
きっかけは 離婚
もう 最悪だった
鬱になるし まったく何に対してもやる気なし
ロボットのように 生活してた
ロボットのように 自分の感情殺して 仕事行って仮面かぶり人と接して 帰ってきて お風呂に入って やっと一息つけるってような毎日。。
お風呂上がりは ベランダの椅子に座ってボーっと夜景を見る
朝起きてリビングから富士山が見えると ちょこっと元気もらえてる感じだった
そーんな毎日過ごしていて ふと、自然に囲まれてみたいと思った
最初は やはり高尾山
1人で登った
なんだ
簡単じゃん
あっという間に 2時間もかからず 登れた
頂上は 人だらけだったけど 景色がなんとも言えず綺麗だった
というような 山女スタートだったけれど いつもマンションのリビングルームから見える 私の大好きな富士山にいつかは 挑戦しょうと決めていた
５０歳になる前に
徐々に 標高の高い山を制覇して
いよいよ
富士山
助っ人に長男選んだ
私が ぶっ倒れても 担いで下山してくれるのは マッチョの長男だけだろうから
お〜マミー
一緒に行くよ、と
よかった。これで安心
もちろん ５合目スタート
日の出見る？
え？御来光
いえいえ。。。
そんな ハードルの高い目標設定なんかしません
登れれば それでいい
朝近くのペンションから 出て ６時 ５合目スタート
朝焼けが 綺麗だった
何が何でも 登ってみせる
これからの私の人生頑張ってみせる
ゆっくりでもいい
人生後半 幸せになれるように
前向きになれるように
なんとなく 勝手に自分の人生賭けてた
前の日は雨だったけれど 予報通り 富士山は晴れ
キツイ山だとは 聞いていた
本当に キツイ
５合目の次は６合目
でも でも
なんで 沢山の８合目があるの？
次は ９合目？と思わせておいて また８合目
ジグザグに登っていくが カーブのところで 酸素吸入しては一休み。。。を繰り返し、、
やっと、鳥居が見えた〜〜
やっと、頂上？
と 思いきや まだまだ あった。。。
クレーターの周りをぐるっと回って 本当の頂上へ
できた
私にも 登れた
諦めずに 一歩一歩 進めば 目標達成できる
速さじゃないんだ
確実に 自分の足で すごくヘトヘトだったけど 出来た
登ったよ
感激とすんごい疲労感
でも 達成感は すごくあって気持ち良かった
下は雲しか見えない
ゆっくり ゆっくりの 私のペースに合わせて 一緒に登ってくれた長男と 頂上で ツーショット
常に かーちゃん 無理しなくていいんだよ。
自分のペースでいいんだから
休み休みで いいんだよ
と ずーっと励まし続けてくれた長男
ありがとう
嬉しかったよ
そして 心強かった
下山も 大変だった
膝が 抜けそう。。
走って 下山しようかと思ったけど 登りよりキツイ
結局 登り6時間
クレーター回って1時間半
頂上で休憩 ３０分
下山4時間
のトータル12時間の登山
もう二度と登らない けど 人生のバケットリスト 一つ達成できたよ
今は 毎日 リビングルームから 富士山眺める毎日です