埼玉県立近代美術館に行ってきました。
本日もぐるっとパスです。使えるのは東京中心ですが、埼玉や神奈川でも少し使えるところがあるのは嬉しいところ。2025年度のぐるっとパスはさらに使えるところが数カ所増えるみたいですので、来年も買うことになりそうです。
さて、埼玉県立近代美術館の場所ですが、北浦和駅から徒歩5分弱にありアクセス良好です。
建物の前には音楽噴水があり、巨大サックスモニュメントもあり、文化の香りがただよいます。北浦和は他の埼玉の都市とは雰囲気が違います。私は谷根千を、妻は北関東の地方都市と表現しましたが、その中間かもしれません。
ちなみにこのサックスはアルトです。
で、企画展の内容ですがメキシコのまなざしというものでした。メキシコというと知ってることがほぼなく、ぐるっとパスじゃないと行かなかったであろう企画です。ただ行ってみたら興味深い内容でした。
メキシコの画家は紹介されてますが、メキシコに影響を受けた日本人の作品が多数展示されてます。有名人だと岡本太郎など。メキシコは占領されてましたが、欧米の文化をそのまま受け入れず文化的な独立を目指したことがあり、戦後日本も文化的な独立を目指す中で大いに影響を受けたようです。面白いのは岡本太郎のようにパリ大学留学しヨーロッパのフィルターがかかって受けた影響と、日本で行われたメキシコ美術展がきっかけで影響を受けた人など、影響の受け方で作風が異なることを分類して展示していること。
私はミーハー的に国宝や有名作品しか興味なかったのですが、小さな美術館のこだわりのテーマの企画はやみくもに名作をみるよりも面白く、自分の視野を広げてくれる気がしています。
そして恒例の展示会ついでの孤高のグルメ笑!
ラーラ北浦和店というイタリアンでランチしました。チェーン店のようですが行列ができていて寒空の中、30分待ちでした。お味は美味しかったです。近所にあったら通いたくなる、日常的な良さのあるお店でした。このお店以外にも良さそうな店が北浦和には沢山あるのですが、どこも予約しないと入れなさそうでした。