建築士を目指すと必ず学ぶのがルコルビュジエ。近代建築の5原則、サヴォア邸、日本の国立西洋美術館【弟子が引き継いだものですが】など、いわずと知れた建築の偉人です。
そのルコルビュジエの美術展が、新橋にあるパナソニック汐留美術館で昨日1月11日から開催されており行ってきました。
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/25/250111/
新橋駅直結で徒歩数分、完全予約制です。人数制限が適切でゆっくり鑑賞できました。
内容的には画家、作家とコラボした彫刻、タペストリー、家具など、建築家というより、総合芸術家としての活動がわかる展示でした。
建築士は建築学科だけでなく、美大からも目指す人がいますが、ルコルビュジエは美術系ですね。
時代が進むにつれて、あらゆることの結びつきが強くなっていくことを予見するなど、ただ単に総合的なアーティスト活動をしていたわけではないことに感銘を受けました。
また、画家としては自然にある動植物などにインスパイアを受けていることにも、驚くと同時に納得をしました。人間には発想しづらいピカソのような絵ですが、自然界を抽象化してることが良くわかります。

ルコルビュジエがどういう人物だったか、建築以外について知ることができ、それが建築への理解にもつながった気がします。素晴らしい展示会です。建築士や目指す方だけでなく、アートを愛する方なら行って後悔しないと思います!