The last of the Mohicans モヒカン族の最後の者 | 半径6,378.1kmの日常

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アメリカ文学黎明期のジェイムズ・フェニモア・クーパーの著作The last of the Mohicansを美しく映画化した1992年の作品。ダニエル・デイ・ルイスが後にナッティ・バンホーとしてレザーストッキングテール5部作の主人公を務めるホークアイを、マデレイン・ストウがホークアイと恋に落ちるイギリス軍将校の娘コーラを演じています。舞台はフレンチインディアン戦争当時のアメリカであり、イギリスとフランスがアメリカ大陸の覇権を争って、ネイティブ・アメリカンたちを巻き込みながら、いつ終わるとも知れない戦いを繰り広げていた時代です。ダニエルが駆け抜けるアメリカ東部の山々など雄大な自然の姿が美しいです。トレヴァー・ジョーンズとランディ・エデルマンの手による音楽も素晴らしい。

ネイティブ・アメリカンたちがアメリカの大地に描いた壮大な叙事詩。ダニエル・デイ・ルイスのホークアイに惹きつけられます。なお、原作はモヒカン族の最後と訳されることが多いですが、作品中の台詞にあるようにモヒカン族の最後の者が原題の正確な訳のはずです。UNEXTで配信されています。おすすめです。