Tyranny of Meritocracyからの流れでスタイルズの自助論を読む。
時代背景や問題意識の方向性はだいぶ違うものの、自助を基本的な道徳として社会の改善を訴えるスタイルズと能力主義がもたらす社会的な格差を問題視するサンデル教授では一見全く相容れないように思える。しかしながら、勤勉と努力による自己実現を説くスタイルズの自助は学歴による見せかけの能力による格差とは全く次元の違うものだ。
つまり現在の能力主義と言われる社会は学歴や職歴などによる見せかけの能力による格差を是としている社会ではないかと考える。
引き続き考えていきたい。