『あのよこのよ』おぼえがき・5の続きです。








勘太はミツも行李も見つけることが出来ず、一人で戻ってきた。




死体を見て、自分らのせいでこうなったことを詫びた。





フサは「何故追われているの?あいつら(刺客)は何者なの?」と尋ねたが



勘太の答えは「分かりません」の一点張りだった。





行李はミツのものか?という問いには「それは…そうです」と答えた。




秋斎が行李の中身が何なのか尋ねると、やはり勘太は「分かりません」と答えた。






勘太は続けて



「実はミツさんは…幕府の側室であらせられた方なのです」



と、言った。




勘太が幕府の側室であった人と一緒にいることに、疑問を持ったフサと喜三郎


色々問い詰めていくと、勘太はこう答えた

(※記憶薄れてるので、間違ってたらごめんなさい)



勘太は薬種問屋で働いていて、薬を運ぶ船頭をしていた


勘太とミツは幼馴染みで、将来結婚する約束をしていたが

ミツは旅籠の女中に奉公に出され、勘太も奉公に出されたので離れ離れになった


江戸の街で再会した時には、ミツは慶喜公に見初められ側室になっていた


もうすぐ江戸幕府が倒れると察知して、ミツは慶喜公から逃げてきた

行李の中に入ってる物について勘太は知らないが、ミツがその時に盗んだものだという




するとそこに



又一郎の息子・又蔵(三浦拓真さん)が、三味線の稽古から帰ってきた。





事情を知らない又蔵は、死体を見つけるなり



「ぎゃああっー!!」



と、叫んだ。




実は又蔵くんのシーンを見るのが、毎回楽しみでした!


又蔵くんどことなく抜けていて、良いキャラなんですよねー😏




又蔵「何、これぇ…?誰が殺ったの?」



又一郎「正義の味方だよ!」



一斉に秋斎の方に視線が向いた後、一瞬間を置いて



又蔵「意味、分かんねーよ!!」





又一郎は誰か来ないか見張りついでに、又蔵を店の外に追いやった。







先程の話の続き…



つまり、行李の中身は江戸幕府に関するものかもしれない。





すると秋斎は「錦の御旗!!」と、叫んだ。



"錦の御旗"(にしきのみはた)とは


パンフレットによると

赤地の錦に金銀を刺繍して造られた、目印としての旗🚩


戊辰戦争の時は天皇軍の目印として、京の西陣織の帯を利用して作られたそう


実際は数多く存在するが、同時に複数見た者がいない為、本物は一枚だけというイメージがついてしまった



勘太はあっけに取られて?肯定も否定もしなかったが





本物の錦の御旗は実は江戸幕府が持っていて、もしコレがそうだとしたら



刺客を出してでも取り戻そうとすることに納得できる。





しかし、そうだとすると刺客は賊ではなく"お上側"ということになる。





喜三郎「兄ちゃん、やっぱり死罪だよ!」




勘太「本当に申し訳ありませんっ!」




秋斎「謝らないで…そんなこと言われたら本当に死罪になりそうな気がするえーん






するとフサは「(死体を)埋めよう!」と言い出した。




フサは秋斎のおかげで命拾いしたので「ありったけ、先生の味方になります」と言った。



フサがそう言ってくれたので、秋斎は御礼のお辞儀をしました


この秋斎風のお辞儀(足を広げて、両膝に手をつけてお辞儀する感じ)

カーテンコールの時も見せてくれましたが、毎回カッコよかったです😍





又一郎「(死体を)流しちゃおうか」



フサ「流したら、見つかったとき面倒よ…"闇寺"に持って行く」



又一郎「そりゃあ、いいや!」



闇寺とは…フサ曰く


昔寺があったけど、火事で燃えてしまって

住職も死んでしまって、今は無縁仏の墓だけが残ってる場所らしい




居酒屋からそんなに遠くない所にあるので、秋斎もその案に乗った。



「もう一人男手があった方がいいだろ?」と又一郎が言って、又蔵を呼び戻した。





皆で、死体を大八車に乗せて



勘太はミツを行李を探しに、再び川の方へ行こうとしていた。




秋斎は喜三郎に「お前勘太さんに付いていけ。勘太さんはおミツさん探すのに精一杯だろうから、お前が行李を探せ」と言った。




秋斎は「"錦の御旗"が見つかれば、新政府を転覆させることが出来るかもしれない」と思うと、心なしかワクワクしていた。






フサは勘太の背後に何かを見た。




又一郎がフサに問うと



「(亡くなった)お父ちゃんが見えた。でも火傷の跡がお父ちゃんと違うのよね…お父ちゃんのようでお父ちゃんでない。誰なの?…って」と、フサは答えた。





秋斎「じゃあ、フサさん。俺に見えた運命の人はミツさんで間違いない?」




フサ「それは…そうだと思います」




秋斎「だったら、おミツさん生きてる気がするな…だってさっき会ったばかりなのに、これでお終いってことは無いでしょ!」





秋斎は勘太とミツを助けることで、自分の未来が開けるのでは?…と、思っていた。






「フサさん、又蔵くん!行きましょう…世直しです!!」



と言って、秋斎達は闇寺に向かった。



ここで秋斎さんの「よなおしの歌」♪


あー、世の中の流れは 川の流れより早く

あー、雷落ちるよぅに あー、一瞬で変わるよ

地震に疫病 江戸の終わりは

この世の終わりと 思えるようで

あげくに戦で 人死にばかり

お上が変われば よくなると信じてた

文明開化だとか 表向き明るいけど

何か不満を言えば たちまち牢屋送り

言いたいことの言える 世の中になるまでは

上に立つやつらなんて 変え続けりゃいいのさ

あー、世の中の流れは 川の流れより早く

あー、雷落ちるよぅに あー、一瞬で変わるよ




思わず手拍子したくなる曲調で、ヤスくんはチャーミング&ノリノリで歌ってました🎤






つづく。