まるで泣き濡れたように

紅く染まる月を見上げる

不安を上乗せして

悲しみでそれを包んで

心の奥底に沈めたままで


僕と君は互いに充たされ

関係は大きく大きく育ってきた

でもこれからは

君で充たされるたびに

君の中の僕を減らさなきゃ


僕はこのままでいい

君に溺れ何処までも沈もう

君は自由になれ

僕という鎖に縛られないように


そう願いながらも

僕は今夜も紅い月を見上げ独り惑う

愛しくてたまらない君が

何が起ころうとも

僕を刻み付けたままで終わりを迎え

いつかまた待つ僕の前に

現れてくれる事も望みながら







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