渋谷のシアターコクーンに
LIFELIFELIFE
観に行ってきました。




引っ越し後だし家とか子とか仕事とかどんな様子かもわからないからチケットは応募せず、当選したお友達から引っ越し前に行かないかと言われたときも泣く泣く諦めていたけれど。

意外と家も早く片付いたし子も大丈夫そうなので行きたい行きたいとと思いつつ、当日券の電話しても繋がらないからやっぱりだめかーと思っていたところでTwitterで行ける日のお譲りを見てしまい…
今までなら取引不安だし…と思ってやらなかっただろうけど、行きたい気持ちが勝ちました😁
無事お譲りいただいて、発券したら中二階の席🙌

ちょうど、舞台を上から眺める感じ。
少し惜しいのは手すりがちょうど目線に入ってしまい前のめりにならないと全部は見えない…
けど、前のめりになったら後ろの立ち見の方が見えないかもと思い背もたれから背中を離さないように気をつけて、と😤


以下ネタバレ










内容としては、二人の若い夫婦(吾郎さん、ともさかりえさん)の家に上司夫婦(段田さん、大竹しのぶさん)がディナーに訪ねてくるけど、約束の日の一日前でなんの準備も出来ていないし子どもも寝ていない状態でおもてなしをすることになった。
その微妙に違う状況が三回行われるというもの。

微妙に違う状況というのが、それぞれの性格だったり夫婦の関係だったり上司部下の関係だったりするわけだけど、何が違うのかハッキリとはわからない感じ。けど毎回全部微妙に違う。
それに個人の性格が違うといっても根っこのところは同じように感じたし、どちらかというと見せる顔の違いというか…
それが違えば関係性も変わってくるような気もするし。いや、関係性が違うから見せる顔が違ってくるのかな??と思いつつ


子どもも一回目すごく甘えん坊→二回目そこそこしっかり→三回目すごくしっかりに変わり
若妻の服も、一回目夫からガウンから着替えろといわれて服。だけど上司夫婦からガウンでもよかったのにと言われる→二回目若い夫はガウンでいいと言ってるのに妻自身が着替えるといって服→三回目はじめからガウンとか
アンリ(若い夫)がダメ夫ダメ研究者→まあまあいい夫上司に楯突く部下→いい夫上司から期待されてる部下というような変わり方をしてるのが気になるとこ。前の事をわかった上でうまくいくようにどんどん変えているという点で一番始めに上司との関係が決裂したアンリの妄想とも考えられるけど、上司と若妻があやしい雰囲気になるからそんなこともないのかなと思ったり、

どんどん良くなるような感じではあるけどそもそも一日前に上司夫婦が訪ねてくるという設定自体は変えられないなんて、まるで宿命と運命のようだなと思い、パラレルワールドを色々みせてもらってるのかもとも感じた。

劇中で上司妻が「宇宙にはどんな人でもその人がいることが大事」という感じのことを言っていて(意訳にも程があるかも…)
「私」という観測する人がいないと宇宙は無いからどれも必要だということをいってるのかなとか。そのままの自分でいることが大事なんだよなーなんて思ったり。

ついつい自分が好きな方向で考えてしまったけれど、この微妙に違う状況を成り立たせるのは役者さんの力と演出の力が大きいのかな。
語れるほど舞台を観ていないので本当に私の感覚だけなんだけど、回転舞台で、話の途中に一人だけが動かず他の人が動いていく感じが心の距離を表してるような気がして。

たくさん笑ったし、いろんな取り方いろんな見方の出来る舞台でとてもよかった。
観劇できて幸せ。



しかし、一番はじめの吾郎さん演じる夫の子への対応は妻の立場からしたらほんとムカつく💢
ともさかさん妻の明日仕事で準備してる時に💢という気持ち痛いほどわかる。
夫の子の対応の感じから仕事もできないだろなーこの人と思ってしまった🤣

一回目の時に床にワインがこぼれてしまい二回目三回目もそのままだったので、誰かツルッといったらどうしよう(((((゜゜;)と勝手な心配をしていましたが何事もなくよかったです🤣🤣

今度は違う方向から見たいなと思ったけど、行ける日もないし諦めました。
一回でも行けてよかったー✴️✨✴️