ここの住宅街の、ど真ん中を通るメイン道路。
我が家はそのメイン道路に面しており、家の前の街路樹にトウカエデが植えてあるの。
かなり長い道路は、ケヤキ並木とトウカエデ並木のところがあり、どちらも紅葉の季節は、とてもきれい。
ケヤキ通り(勝手に名づけてます)の方が先に色づき始め、落ち着いた秋の移ろいを感じさせてくれます。
少し経ってからトウカエデ通り(こちらももちろん勝手な名前です)の紅葉が始まり、黄色から赤へと代わっていく様は、とても華やかで美しいの。
毎日、違う顔を見せてくれるから、車で走るのがとても楽しいです。
時折、風に飛ばされた葉が、フロントガラスに当たり、「秋だねぇ・・・・・」などと、しみじみと思ってしまう。
落ち葉を踏みながら歩くのも、もちろん楽しい。
サクサクと軽快な音を立てながら歩くと、子どもの頃が懐かしく思い出されたりするのも、この季節ならではのこと。
眺めているのにはきれいな紅葉も、大量の落ち葉のことを考えると、手放しには喜んでいられないんだよね。
家がこのメイン道路に面しているということで、町内会から箒が支給され、毎年、落ち葉用のゴミ袋も支給されます。強制ではないから、してもしなくてもいいのだけど、何となく気になるから、手の空いているときには落ち葉掃きをします。
それに、嫌いじゃないんだよね、落ち葉を掃くのって。
カサカサと箒と葉のすれる音は耳に心地よい。
そして、枯れた葉に落ちたばかりの色鮮やかな葉が混じるのを眺めながら、日ごとに深まり行く秋を感じ、せっせと箒を動かします。
普段、こんなに真面目に箒を使うことがないから、手が疲れるんだよね。
で、疲れた手を休めながら、トウカエデを見上げる。
何もないときに、道に立ち止まって木を見上げてるのも、何となく変な感じでしょ?
このときばかりは、存分に眺められるわけで、青い澄んだ空に赤や黄、緑の葉が揺れているのが、これまたすっごくきれいで、「いいなぁ」と、つい口に出してしまう。
そんな日々が、かれこれ2週間ほど続き、気がつけば、枝に残る葉は数えるほどになりました。
掃き掃除も、いよいよ明日で終わりになりそうです。
おつかれさま、1年って早いなぁ・・・・・・と思う季節でもあります。