イメージ 1



今日は、海の絵を描くようになったきっかけを書いてみようと思います。

小学生の頃から絵は得意ではなかったですが、好きでした。

図画工作の時間が一番好きで、特にデザイン的なことが好きでした。

将来は文字やパッケージをデザインする仕事に就きたいと思っていました。

中学2年の一年間、美術部に入り、高校も工業高校のデザイン科に行きたかったんですが、

親の勧めで商業高校に入り、就職しながらそういう勉強ができたらいいなと

思っていたんですが、ちゃんと考えていなかったためにそういう学校に通う環境には

恵まれませんでした。

唯一、会社で行われていたイラスト教室という講座に週一回、仕事(事務職)が終わってから

一年間通っていました。ずっと続けたかったのですが、別の工場に配属されたので、

通えなくなってしまいました。

その後、21才で結婚し、半年後にはおめでただったので、それから3人目の子供が

小学校を卒業する頃には40才になっていました。

エドはるみさんぐらいでしょうか。成人式を2回済ませた頃です。

子供が小さい頃もミシンがけが好きだったので、子供の服やバックやエプロンなどを

作ってはいましたが、子育てが中心だったので思うようには好きなことはできませんでした。

子供が中学生になると少し余裕ができてきたのて゜40才を機に何か自分にしかできないことを

探してみようと思い立ち、50才を迎えるときには何か「これ」というものを持っていたいと

考えるようになりました。

それから、思いついたことから始めようと思い、まずしてみたのがトールペイントです。

次に染物、次が陶芸です。

そんな頃にラジオで「月のでていない夜の海は真っ暗なので缶けりをするとおもしろい」

というお話を聴きました。その頃、夜の海には興味がなかったのですが、だったら月の出ている

海はどんな感じなんだろうと思うようになりました。

ちょうどそんな頃、忘年会に主人を送っていった帰りに見事な満月を目の前にみつけ、

海岸線を走っていたので、ちょっと海岸に寄ってみました。

風もあって波も立っていたし、冬なので空気も澄んでいて、時間もちょうどいい、一番条件のいい状態の

風景を観てしまったんです。

満月に反射した波はダイヤモンドをまき散らしたようにきらきらと輝き、

月から自分に向かって輝く道を作りだしていました。

この世にこんなに美しい景色があったんだ!!と心底感動しました。

その時思ったんです。冬のこんなに寒い誰も来ないような海岸で、この海や月たちは

自分たちの精一杯の輝きを作り出しているんだ!!

自分探しに少し疲れていた私は、この景色にすごく励まされました。

誰も見ていないところでも、自分が精一杯輝いていれば、いつかきっと

誰かが見つけてくれるんだと。まず、自分が頑張って輝こうと思いました。

それからです。この感動した景色を何かに残したくて、写真にもうまく写らないので

絵を描いてみることにしたんです。最初はうまく描けなかったんですが、

湯布院で出会ったブルーバレンという憧れのお店で個展をするという目標が

できて、オーナーに絵を見ていただいているうちに、不思議と上達して、なんとか描けた絵がこれです。

ちょうどこの絵を描いた頃に、一回目の個展が決まったんです。

まだまだ、未熟な絵ですが、想いがこもっているせいか、素敵な出会いもありました。

イメージ 2




この景色を見たときに思い浮かんだ言葉があります。

「今はただ 人知れず ここで輝いていよう」

この景色のポストカードには、この言葉を添えています。



長々と読んでいただき、ありがとうございました。