連れ歩き用指環を作る前に、まず何はともあれ『指環』というものが分からないことには話が始まりません。
ということで、市販のシリコンモールドで作った輪っかを、水のゆらぎっぽく加工してみました。
輪っかそのままだと指に当たるところが角張っていて痛かったので(着けられたもんじゃない)、研磨で丁寧に丁寧に角を落としましたよ。
とてもやわらかい着け心地になったと思います。
ところで、この指環用のモールド。
気になることが書いてあります。
「レジンは硬化すると収縮しますので、やや大きめのサイズで制作してください」
…
「やや」ってどれくらいよ?(T▽T)爆
販売するつもりなら、ここは実際にどれくらい小さくなるものなのか検証しないとダメなところだよね。
で、やってみました(T▽T)ノ
まずは一般的な指環の各号数ごとの内側の円周を調べます。
(表はお借りしています)
それから、モールドで作った輪っかの内側にマスキングテープを貼り、
そのテープの長さを測って、先の表と照らし合わせると…
大まかにではありますが、出来る輪っかはモールドの表記と比べておよそワンサイズ小さくなることが分かりました。
ここはレジン液によっても収縮率が違うかと思いますが、僕は今回はパジコさんの『星の雫』を使用しています。
そこから更に加工をして指環として仕上げるとなると、内側にもコーティングをする分さらに内周は小さくなり、
結局、完成品はモールドに書いてある号数より、それぞれ約2号分ずつも小さくなってしまうことに…。
簡単に言えば、9号の指環を作りたければ、あらかじめ11号のモールドを使わなければ完成品はその大きさにはならないってことです。
「やや」が結構デカイじゃないか⊂(T▽T)⊃www
まあ、これで安心して連れ歩き用指環の試作に進めますね。
試作…
こんな感じかな?と。
小さなほうのモールド(完成サイズ5号~11号)と大きなほうのモールド(完成サイズ13号~19号)では雰囲気が少し違うものになってはしまいますが、ここは指環はあくまでも蝶を連れ歩くための手段ということで、許容範囲かと思います。
さあ、優月館での御披露目まで、あとひと息だ(^^)