この土地で、不思議に思う事。
「あなたの望みはなにか」
と問うと
「分からない」
と答えが返ってくる。
「自分の願いは?どんな自分になりたいのか?」
「分からない」
「スピリチュアルが『願い(望み)を叶える』と言っている。願いはないのですか?」
「分からない」
願いが分からない人に何をお伝えしていくのか。
スピリチュアルが答えることも
「なんだか分からない」ことになっているのではないだろうか。
こういう場合には
その方の潜在意識(無意識)を掘り下げていくこととなる。
たった30分でお答えするには限られてしまう。
ほとんどのケースで、時間が足りないこととなる。不完全燃焼に思う。
鑑定師が「あなたはこうしなさい」「あなたはこうだ」などと決めてかかる鑑定は、私のスタイルではない。
鑑定師は、ご相談者様ではないのだ。
ご相談者が自ら考えることのなく、言いなりになるような支配型の鑑定はしたくない。
支配型で思い出したが、なぜかこの土地にはそのタイプの鑑定師が多い。
「あなたはこうだからこうしなさい」と上から強く出て、依存に近い『洗脳型』タイプ。
もしくは「そんなに考えんでいいっちゃが~」と適当に生きることを勧める『てげてげ』タイプ。
なぜ?
適当でもいいのだが『現実逃避』の適当は、考えることを放棄し逃げるだけの、ただの堕落です。
概ね、しっぺ返しが返ってくる。
世の中には、鬱なども増えている。
肩の力を抜くための『適当』は大事。
ですが、問題を解決する努力をせずに、難しいことを考えずに適当に生きたらよいと安易に勧める鑑定師は、危険だと思っている。
問題解決能力のない人間が育つだけだし、ついでに言えば、その手の鑑定師はマルチビジネスを進めてくる。自分がマルチビジネスで成功すると思いますか?友達をなくす覚悟があるならしたらよいです。
その時には、よくよく考えたらいいです。
全国で鑑定を行ってきた私には、その土地土地の人により、お悩みの質が違うというものも、あらかた分かっているのだが、
この土地は『考えないこと』に支配されているように思う。
余談になるが、ちょっと他県に出かけると、脳内がすっきり晴れもする。
靄が晴れるのだ。思考が明快になる。
さて。
望みが分からないとは?
こうありたい『自分』を思い描くこと。
数年後の未来の自分を、想像してみることから初めてみてほしい。
ほとんどの皆様は、
ずっと抱えている何かがあって、鑑定にお越しになっている。
幼少期から長年蓄積されたものがあって、自分の気持ちが分からなくなっている方が多かったりもする。
そういった方には、ゆっくりと段階を追って、自らが生きる希望を持ち、見失った自分を取り戻すお手伝いをしていく。
皆様の苦しみを、手放す道を照らしてゆきたい。
そのために、自分ができることを模索している。