6月に数日間、体感温度が40度近くにもなる熱波に襲われたトロントですが、
7月に入ってからは例年通り24~26度前後と気温は下がりました。
それでも体感温度が30度近くもあり、少し蒸し暑い日々が続いています。
そんな中、7月1日のカナダデー(建国記念日)では、今年(2024年)157歳のお誕生日をお祝いしました!
トロントでも多くのイベントが開催され一日中賑わいを見せていました。
世界で様々な悲しい出来事がある中、こんな平和な日々を過ごせていることに感謝です。
さて、カナダでも夏のドリンクとしてすっかり定着したアイスコーヒーですが、
その昔、在加50年以上の大先輩が「カナダに来た頃はアイスコーヒーは売っておらず、
自宅でコーヒーを冷まして作っていた」と話していました。
諸説あるようですが、1990年代にスターバックスが商品化してアイスコーヒーが北米で広がったそうです。
日本に帰国すると、自販機(盗難の怖れから、こちらにはありません!)やコンビニで手軽にアイスコーヒーが買えますが、
カナダではできません!
一般的にカフェで買って飲みます。
(ちなみにアイスコーヒーは英語でIced Coffeeとなります)
さてさて、そんなアイスコーヒーですが、毎年夏がスタートすると各店さまざまなアイデアで競い合います。
チェーン店でみると、カナダを代表するティムホートンズ、スタバ、マック(関西はマクド)などがトップランナーですが、
世界的にインフレのご時世に、マックは、どのサイズのアイスコーヒーも$1という戦略をとっています。
$1のプロモーションで客を呼び、その他の商品も買わせる手法でしょうが、それでも価格的にはありがたい!
マックはホットコーヒーも冬場に$1プロモーションをしますが、今年も6~9月までアプリでの購入限定で$1+Tax(州によって異なる)で販売しています。
ところで、マックの創業者レイ・クロックが「私のビジネスは何か?」という問いを大学生にして、「もちろんハンバーガー販売」と返答したのに対して、「私のビジネスは不動産業」と言ったことはよく知られています。
つまり、マックはフランチャイズとして優良な土地に出店し続け、集客し売上げを得ているのです。
トロントでもモール内、量販店のウォールマート内には必ずあるし、街中でもマックはたくさん見かけます。
かつてマックのコーヒーはまずいことで有名でしたが、近年はコーヒー豆の質もよくなり、マックカフェ新設のブランド戦略によって、その汚名を返上しています。
コーヒーの質も上げ、集客も確保できる上に価格も破格となれば、薄利多売と言えどもセールスは上がるでしょう。
対するカナダ発のティムホートンズはマックよりも国内の出店数は多く、売り上げもカナダでマックより上です。
そのティムズ(カナダでは、こう呼びます)のアイスコーヒーは2種類あります。
レギュラーのアイスコーヒー($2.49)に、
もう一つは「コールドブリュー」($2.99)
コールドブリューは冷水から抽出するコーヒーですが、発売当初は「ト〇レの水みたい」などX(旧Twitter)で散々叩かれていたのが、今年再チャレンジしているようです。
(引用:Tim Hortonsサイトより)
スタバは固定ファンがいるので、あの夏の甘~いスイーツのようなドリンクで、お高いですが若者を中心に相変わらず人気ですね。
さてさてカフェと言えば、トロントは今ジャパニーズカフェなるものが人気です。
こちらでも市民権を得ている抹茶ベースや、ほうじ茶ベースのドリンクに加えて、ロールケーキなどの日本のスウィーツがウケているようです。
日本人やカナダ人のオーナーによる個性的なジャパニーズカフェをはじめ、日本から進出している広島発「八天堂」、京都発「辻利」などで、日本のお茶やベーカリーが楽しめるようになりました。
ということで、暑い夏に日本のスウィーツとアイスコーヒーが欠かせないブルーモンキーなのでした。