トロント・カナダ 50代からの自由な生き方 by ブルー・モンキー -2ページ目

トロント・カナダ 50代からの自由な生き方 by ブルー・モンキー

海外(カナダ)から日常の気づき、素敵な生き方をしている人、気になる社会問題、そして、大好きな映画の話などを書いています。

Cineplex.com | The King's Warden (Korean w/e.s.t.)

出典:Cineplex.com

 

韓国で今一番の話題映画は、2026年2月4日に公開された『王と生きる男』。

4月5日時点で1600万人の観客数を記録し、現在も記録更新中だそうです。

トロントでも2月に公開されており、話題作なので早速観てきました。

 

ストーリーは、11歳で即位したものの叔父の権力策略によって流刑の身となり、16歳で死に追いやられた「悲劇の若王」李氏朝鮮の第6代国王(在位1452-1455)端宗(タンジョン)と、流刑先の村長でタンジョンの監視役であったオム・フンドを中心とした、村人との交流を描いたものです。

 

 

端宗(タンジョン)は、韓国国民なら誰もがその終焉を知っている「悲劇の王」として有名だそうで、彼を題材とした作品は多数あるとか。しかし、この映画は史実をもとに、若王に愛情を傾ける一人の男に焦点を当てて、現代にも通じるエンターテイメントとして仕上げたものです。

 

劇場には、やはり韓国系の人が多く、母国語での作品に感情移入も強かったようで、ほとんどの人がクライマックスで涙していました泣

 

 

そして、わたしも涙、涙、えーん

 

もともと韓国ドラマや映画は好きで、よく観ますが、とにかく複雑な人間関係の中にも人を泣かすツボを心得ていて、これでもかとドラマティックに描きますよね!

 

韓国と日本は共に儒教の教えを軸にして、年長者を敬い、自分の利益よりも家族、職場、社会のために尽くす姿勢を美徳としている点で、道徳観や倫理観は似てるように思います。

そのため、韓国ドラマや映画での「泣くツボ」も共通していて、日本人もハマリやすいのでしょうね。

 

 

若い王を演じたアイドル出身のパク・ジフンさんは、その悲しげな眼差しと、流刑の地で王としてのプライドを取り戻して凛とした振る舞いへと変化する様は、悲劇王として皆から愛される人物を上手く演じていました。

 

そして、何と言ってもオム・フンド役のユ・ヘジンさんの熱演は圧巻で、特に最後は本当に感動します!

 

いつの世でも、そして、どの国でも、権力闘争に巻き込まれる歴史上の悲劇に、ただただ悲しみと同情しかありません。

 

日本での公開日は未定とのことですが、韓国の歴史を学ぶ良い機会にもなり、また、泣かせるツボも体感できるので、機会があればぜひご覧ください。

 

 

 

 

 

ちなみに、英語タイトル『The King's Warden』は、「王の監視人」となり、内容を的確に直訳したもので味気ない。

 

それに比べて、日本語訳の『王と生きる(暮らす)男』の方が、ストーリーを上手く表現していて、わたし的には好きです!