スキーマ (schema)
このスキーマには、人それぞれに個性があります。
それは、経験や情報から得た知識には人によって差があるためです。
そして、スキーマが形成される際に強い感情を伴った場合、
その感情もいっしょに覚え込まれることも関係しているのです。
たとえば、自転車の乗り方を覚える際に、
「運転って怖い」という極端に強い感情も覚え込まれたとしたらどうなるでしょう?
自転車のみならず、さまざまな乗り物の運転に対しても、恐怖の感情を抱くようになるでしょう。
逆のパターンもあります。
運転を覚えるときに、「気持ちよい」という気持ちを強く感じたとしたらどうでしょう?
運転=気持ちよい、という認識が出来上がるのではないでしょうか。
このように、スキーマが形成されるときには、
そのときに抱いた強い感情もいっしょに認識されます。
しかし、このとき湧き上がる感情は、状況や環境によっても異なり、
またその人のもつ性格によっても異なります。
したがって、ある出来事に直面したときに浮かぶ感情にも、人それぞれに違いができるのです。