池宮彰一郎     『 島津奔る 』       新潮社


天下の帰趨を分ける関ヶ原の戦い!

徳川と豊臣恩顧、それぞれの欲望渦まくなかで

本国からの援護も断ち切られた伝説の英雄、島津惟新入道は

薩摩のため、おのが誇りのため、のるかそるかの孤独な戦いにおもむく・・・


なんぞ、かごんま小説の決定版!!みたいな感じで

やたら評判高い一作なんですが・・・・・・・しょうじき(´゚Д゚)エー?なんでごわす。


いやね、関ヶ原の戦いですもん。そりゃーアツいバトルに胸を騒がせられて

当然なんです!しかるに・・・

『現代社会へのオマージュ』だか何だか知らねえけどさ、

アツい男たちの駆け引き合戦の合間合間に

すぐ「日本の官僚主義がうんたら」「日本の専門バカがかんたら」みたいな閑話休題が

強引に割り込んで来るのに烈しくドン引きするのれすが。


登場キャラ描写の決めつけぶりも不快そのものだし・・・そう。まさに“きめつけ”てるんだよ。

榊原康政を力技しか能のないイノコ武者だとかヽ(#`Д´#)ノ

吉川広家を『功名心のカタマリ』だとか

金吾中納言を『箸にも棒にもかからん愚物』とか(←これは、まあ・・・・・ww)

・・・ぶっちゃけアンタ何様(#゚Д゚)??ってこっちが問いたくなる描写が多いんでごあんそ。


そんな中でも、北方作品の説得力の無い漢キャラみたいな

惟新入道の比較対象になってる

龍伯あにじゃは、ただ事ではないジメジメドロドロっぷりで、

逆にえらく印象的であるなあ・・・気持ちはわかるお(´・ω・`)

それだけに、やや強引なめでたしラストも、「まあこれはこれでありか」と思ってしまったyo。


あとこの人、司馬のパクリエイター疑惑があるんだよね?

作風が激しく自分に合わんのはわかったから、

『関ヶ原』読んでから正式に評価しなくてはいかんね。



こんな俺でも納得のアツい九州三国志ものってないかなぁ