易経は上経と下経に分かれています。
上経は基本を、下経は変化を表しているそうです。
下経の始まりの卦は澤山咸(たくざんかん)なんですが
なんとこれが恋の始まりの卦なんです。
「咸は感なり。二気感応してもって相い与するなり。
止まりて悦び、男は女に下る。」
どうよどうよ。いいでしょ~。
下経の筆頭にこんな素敵な卦をもってくるなんて、
聖人たちの粋な計らいに
ちょっと感動しちゃう私です。
「その感ずるところを観て、天地万物の情見るべし。」
世の中に一見ムダとも思えるような
さまざまなものが存在している訳は、
男女が惹かれあうことを観れば解るだろって、言ってます。
「君子もって虚にして人に受く」
恋の道にはごちゃごちゃ理屈を言わんと、
あたたかく見守りましょとも言っています。
咸 彖伝 象伝からでした!
(易経 下 高田真治・後藤基巳:訳 岩波書店)