母 入所の方向へ | blue_coppeの這い上がり日記

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登場人物

ASD疑いの夫、宇宙人(こどもの緊急事態も気分で放置)
ADHDの小4不登校長男
負けず嫌いこども園二号年長次男
口を開けば悪口の父
レビー小体認知症の母(要介護3)

障害者通所施設週5パートのわたし

昨日は仕事を午後からにしていただいて、

実家で、父と、ケアマネと話してきた。

 

私は、身近な友人が何人もいわゆる福祉の

スペシャリストとして活躍していて、

中には信頼できないような人もいるので^^;

専門家アレルギーなところがあるが、

これまで何度か電話でしか話したことがなかったが

実際会ったところ、私の苦手な感じの人でなく

話しやすかった。

 

父のお得意の、何にでもイチャモンをつける

少し気に入らないことがあれば何度も延々言い続ける

そんな中でケアマネのことも聞いていたからそれがよかったのか。

 

12月の下旬から、母の左半身の拘縮が進み、

いよいよ手に負えなくなってきていた。

歩行はだんだんだんだん難しくなっており、

ずいぶん前からデイケアでは車いす対応を

していただいていたようだ。

 

家では、父は無理やりにでも歩かせるし、

実際、母は自力でゆっくりとうろうろしていたし、

今も、調子のよいときにはうろうろしている。

 

そして、うろうろするのは大体夜間。

父はというと、多くの人は理解しがたいと思うのだが、

母は一階、父は二階で寝ているのだ…。

夜中、わざわざ起きてきてトイレ誘導をしていたが、

最近はもう疲れてしまい、それもできていないということだった。

 

私も、平日夜中、母を見に行き、朝家に戻って

仕事の準備をして不登校長男と戦い次男をこども園へ

送り、職場に滑り込む、なんてことをしていたら

一週間ともたない。

 

これまでだって、一週間終わって金、土の夜

行けるときは夜間見守りに行っていたのだが、

さらに土日の日中何か予定があったりすると、

もう週明けにはボロボロで、

平日忘れ物なくしもの祭りだった。

 

せめて母が夜しっかり寝てくれればとも思うが

息子とのことで、睡眠の薬も一筋縄ではいかない

ことも経験済みだし、薬によってさらにふらつきなどが出て

ますます一人で起きだす時のリスクが上がることも考えられる。

だから、うかつに父に眠剤貰えとも言えなかったし

通院に付き添うこともしなかった。

 

気にはなりながらも、私自身息子のことだけでも

疲れてしまっていて、苦手な父と相談する気力がなかった。

 

ただ、年末年始、職場が休みになると、

現実を突き付けられることになった。

 

知的障害のある妹が帰省してくると、

案の定父はあっという間に耐えられなくなっていた。

そんな父から遠ざけるのが妹の入所の目的だった。

私の中では。

父の価値観の押し付けやしつこさにより、

私たち姉妹は自己肯定感が崩壊しているのだ。

 

父は、母にも私たちにも愛はある。

でも、自分の感情のコントロールができないし、

こうしたらこうなるという見通しを立てる想像力も

足りないんじゃないかな、と今までを振り返って思う。

 

父は本当に疲れ果てたようで、

耳が遠くてよくわからないからなのか、

疲れてボーっとしているのか、

はたまた父も認知症が始まってきているのか、

なんだかシャキッとしない感じで話し合いは始まった。

 

ほぼ、私とケアマネで話した。

そんな様子からも、ますます在宅は難しいと悟った。

 

今までろくな介護用品もなくやってきて、

よくぞここまでというところだ。

知り合いが母の利用する施設に勤めていて、

まだ車いす使ってないの?

ベッド使ってないの?

って言われるが、それは私も見解が違うが。

 

私もそうだったけれど、福祉職の人って、

やはり、教科書で習ったこうすべき論があるように思う。

家での様子、多くの人を少ない職員で見なければならない

事業所での様子と対応、違うのは当たり前ではないか。

まあ、安全に過ごすためにしてくれているわけで、

それはいいんだけど。

 

在宅を今後続けるなら、外階段にリフトをつけたり、

家の中に手すりを増やしたり、

車いすやベッドやPトイレなどを導入して

実費分出るかもしれないけれど

平日はガッチリデイケアとショートで固める。

 

でも、夜間はどうしても、埋まらない。

父も、福祉の書類の名前や制度や施設の名前も理解が難しい。

福祉用具をあれこれ取り入れても、使いこなせないかもしれない。

昨日朝も父は誘導時支えきれず二人で転倒したそうだ。

その前にも支えきれず母が壁に頭をぶつけたとか、

見ていても、どうすればうまく支えられるか、

わかっていないし、父は素人なのだ。

でも、母の状態は進んでいく。

夜中母が転倒して骨折、入院、結局施設入所

その流れが常に頭に浮かぶ。

 

やはり、デイとショートで利用している老健に

入所しよう、という方向になった。

経済的には、大丈夫なようだ。

 

ただ、老健に長く置いてもらう交渉材料として、

同系列の特養にも申し込もう、ということになった。

 

父は、もう少し俺が見る、とは言わなかった。

母は、ケアマネさんのいるそばで椅子に座ったまま

眠気に襲われ丸まってテーブルに突っ伏して寝てしまい、

ケアマネさんと私で布団に誘導し、横になってもらった。

 

入所して、父の元気な時に、会いに通えばよい。

今の父なら歩いてでも行ける距離の施設だ。

そうしたら、父が苦手な部分の介護で

母に声を荒らげなくてもよい。

母だって、脅えなくてよい。

一人で夜、怪我しなくてもよい。