アタシが思っていたことは彼にもわかっていて、素直に言えない自分
帰り際の駅で一目はばからずするキスとか
人混みではぐれそうになったときに手を繋いだり

周りから見れば幸せなカップルかもしれない
その繋いだ手が上辺だけとか
そんなのは、知ってる
あの時、アタシにほんの少しの勇気があれば、今は違っていたかもしれない

この繋いだ手が指と指を絡ませていたかもしれない
好きだし、好かれていた
相思相愛は余りにも早すぎて、結局別々の恋人を得たわけだけど
何時も似たような人を追いかけていた
言い訳を作りたくて、好きでもない人とキスした

今、あの状態ならきっと言えた

私を貴方の彼女になっても良いですか?

何の苦しみより
解放されたのになぁ

残ったのは大量に傷つけられてボロボロになった左手首だけだった

それも素敵な昔話

そしてフィクション(笑)