
広島地裁で争われていた『鞆の浦』裁判。
鞆の浦を埋立・架橋を行うという大型公共工事が計画されていました。
鞆の浦には江戸時代から残る港町の遺構や町並みがあり、
文化的価値とともに素晴らしい景観のある町です。
写真でいうとね、右下の木が写ってる辺りや、船の波がある辺り、
そこを埋め立て橋・道路を作るという計画でした。
この辺りはホントに道が狭くってね、車の離合がすごく大変なんですよ。
そういう利便性から考えると、住民にとっては架橋はすごく大きなメリットがあります。
しかし、この景観があってこその町。住民も意見が割れてるようで、こういう裁判に。
ポニョの舞台にもなったことから知名度もぐんと上がりました。
宮崎駿さんは実際にこの町に住んで取材等を行ったとか。
地裁とはいえ、景観保護のために工事差し止めの判決が出たってことは大きいですね。
全国の公共工事計画に影響を与えるでしょうね。
個人的には今回の判決は嬉しいです。
お気に入りの風景ですから♪
ただね、先にも書いたけど、どっちの言い分もわかるんですよ。
TOPページの多々羅大橋。
あそこだって橋がなかったら、もっとすごい景色だったかもしれない。
自然と人工物の調和がないとは言えない。実際綺麗だなって思うし。
橋ができたからこそ、ここへ車で行けたわけだし。。
島嶼部の利便性は大幅に向上しています。(犯罪等も増えてるんですがね)
自然は未来に残すべきものです。今を生きている人だけのものではありません。
文化的遺構と言われるものは、大半は人が作ったもの。
自然を残すこと、文化を残すこと、どちらも大変なことなのに、両方を残すのは。。。
人の手が加えられた自然は、今後ずっと手を加え続けないと維持できない。
そういう意見もありますね。
人は自然から恩恵を受けないと生きていけないし。。
破壊、再生、共生、それぞれが大きな意味を持ってます。
だからこういう議論・裁判は大切なんです。
美しい風景と共にこういう問題もあるんだってことを常に忘れてはいけないと思います。
でもやっぱり。。この景色は残して欲しいな^^
