2017年から小説の感想を書き始めようと思っていたんですが、実は昨日ある小説をちょうど読み終わって上にクリスマスからお正月まで仕事休みなんで、時間があるうちに始めようかなと思います!(できるだけネタバレがないように書いてみます~思ったより結構時間かかってしまったカナヘイびっくり



今回読んだ小説は、メディアワークス文庫*から発売されている葉山透先生の『0能者ミナト(4)』です。中途半端なところから感想レビューを書くことになりますが1巻から3巻までは2016年に読んでしまって常時気感想レビューを書けるほど内容は覚えていません...つまらなかったとかそういう意味ではなく単に私の記憶力がちょっと...ショボーン

このシリーズは、九条湊、山神沙耶と赤羽ユウキという三人の主人公達をめぐる、幽霊や化けのもなど非現実的ものに関する謎解きの物語です。しかし、謎解きの解決方法の9割は科学的ものです。いかにもガリレオが霊能者として生まれ変わったらというような作品ですね。おねがい

九条湊(くじょう みなと)はこの三人のなかで一番年上で唯一霊能力がない主人公であり、回りからは零能者と呼ばれています。彼は悪人ではないんですが、時々この呼び名を利用するような行動・いたずらもします。そして、彼は人一倍霊的ものに関する知識を持ちな方でもあります。
彼の性格は面白いというかウザいというか、多分、読者により意見が変わると思います。私の場合、彼について読むのは好きですが、実際、友達や同僚として接したくないですねw 
緊張感を解すキャラでもあるんですが、そのやり方が...何て言うか、性格悪い人とぶつかったら絶対殴り合いになりそうなんですようなんですよね。ショックなうさぎ

例を言えば重要なときに彼はこんなことすぐに言います...
船長は落ち着きがなく会議室をうろついていた。まるで動物園のクマのようにと思ったユウキだか、声に出さない分別はあった。
「動物園のクマみたいにうろつくな」(ミナト)
とか、
「恋人が生きていたら奇跡を通り越してホラーだ」
など...

彼は、この状態だったら私はこう思うだろうなと思った次の瞬間、それをほぼそのまま口に出していたなどあって読んでびっくりすることもありましたが、同時に面白いともよく思いますね。時々声を出して笑ってしまうことも笑い泣き

ミナトは、どこかノラガミのヤトと似ていて、いかにも神谷浩史さんの声で話しそうなキャラですね口笛

残りの二人の主人公達、山神沙耶(やまがみ さや)と赤羽ユウキ(あかばね ユウキ)。
両方とも霊能力を持っていて、山神沙耶は16歳の高校生で御蔭神道の巫女でもある。彼女の場合髪が矢になりそれを利用して悪い幽霊などを消滅する言葉できる。「馬鹿正直」なキャラだけあって、ミナトのチャラい台詞をすぐに信用し茶化されることが多い...

赤羽ユウキただの天才クソガキ...(^^;)(;^^)それ以外なにか書くことあったけ?汗(確か、Wikiにもっと詳しく書いてあったから彼についてはそっちを調べてください)
両方ともなんかパットしキャラなんですよね。嫌いとかじゃなく、ただ話の途中作者から「彼等は猫とタヌキに変身しました」と言われても何一つ感じないと思うんですよね。話の流れ的には欠かせないキャラなので死んでしまったら、ミナトが可哀想とかミナトがこれから苦労するだろうなと思うとは思いますがね。なんか私がひどい人みたいなんですけど、この二人をどうも愛せないんですよね。あせる作者さん自信がこの二人を愛しているのかも疑問です。えー?なんだか、ミナトの霊能のなさを埋めるのと彼のチャラさを表すために存在しているみたいなんですよ。ショック

そして、今回の作品の...あらすじこちらとなります。
豪華客船に現れる船幽霊。柄杓で水を撒くだけの時代錯誤な怪異に巨大な船を沈められる訳がない。湊が依頼を受けたのは言うまでもなく―クルーズを楽しむためだった。ユウキと沙耶は湊に見切りをつけ、早々に事件を解決。これで大っぴらに遊べるとばかりに、湊は泥酔しカジノで暴れボヤ騒ぎまで起こす始末。だが、怪異は終わっていなかった。巨体を誇る豪華客船が傾き始めたのだ。裏に潜む本物の怪異の仕業か?転覆寸前の極限状況の中、湊の科学的推理が始まる。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

さて、感想をそろそろ書きましょうか...キャラについてはもう書きましたがね。疑問にしていることがいくつかあるんですが、その前に、この作品のよさをまず書こうと思います。ほっこり

このシリーズはメディアワークス文庫の小説だけあって本当に読みやすいです。私は、普段一日で100ページほどしか読めないんですが,一日で150ページは簡単に読めました。ラブ

それに、謎解きも最後のシーンで探偵が犯人がこうやって犯罪を起こしたという感じではなく、主人公達と一緒に1+1=2みたいな感じで謎を解いて行くようなもので、個人的にこちらの方がすくですね。ラブラブ

ずっと主人公を追うだけではなく、他のキャラがこのとき何をしているのかも教えてくれるのも結構好きですね

推理も結構独特感があって楽しいです。ニコニコ

もちろん、私はミナトが結構好きということもありますしねラブラブ!

あと、四巻では作者も成功したと思いましたね。本当に主人公達以外の行動に感動しました。恋愛や生きるための決断など色々と面白かったですね。何て言うんでしょうか、このシリーズは少なくとも死というイメージか結構重要なんですよね。ドクロ誰かが小説のスタートで死ぬとかじゃなくって、謎の結果の果てにあるみたいな感じ...ネタバレになりそうなので言い方はちょっとあやふやなんですが、簡単に言えば謎の死を目の前にし、人はどうするのかそういった感じで、すごく感動しますねw

これから問題のところ...正直、一番疑問にしているのが読者なんですよ。カゼ

このシリーズ、一体誰に向けてかかれているでしょうね。ショボーン
表紙からすれば、女性向けだと思うんですが、普通の女性が、いい年取った男性が高校生相手にひどいセクハラ的なことをいっているシーンを読んで楽しみますでしょうか?ミナトが沙耶に向けて言う言葉は、どっかの少女漫画で年上彼氏が年下彼女にささやくような言葉じゃなんですよね。正直引くような言葉ばっかりなんです...今時の高校生とかはこういう会話好きなんでしょうかね?えー?私は追いかける方より追いかけられたい女性なんで、わからないのは私だけかも知りませんあせる

あと、この小説の解決法...科学はいいんですよ、科学は...でも、その科学はそう簡単に理解することができなんですよね。最初は、私の日本語がダメなだけだと思ったんですが、英語に翻訳してもさっぱりわからなくって毎回ネットで調べなきゃいけないんですよ。正直、ちょっとめんどくさいですね。私は、普段電車中で本を読むんですが、移動中は調べたくてもそう簡単にできないし、それを飛ばして、先を読もうとしても科学を理解しないと何がなんだかわからないのでそうもできなんですよね。汗

ミナト以外の主人公もちょっと疑問ですね...

作者さんが成長していると感じるし設定やキャラクターが面白いので、私の中ではこのさくは星4つです。キラキラキラキラ

このシリーズは10巻まで発売されており、漫画もありますので、時間あったら読んでみてください。すらすらとよめてけっこうおもしろいですよ(ちょっと結末の方は理解しにくいですがね。)ラブラブ

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メディアワークス文庫からの本は普通に小説とよんでいいんでしょうか...Amazonや行き付けの本屋さんよると、この文庫が発売しているものはラノベだそうなんでが、ラノベって普通絵が挟んでいるからラノベじゃないんですか?『甘城ビリリアントパーク』とかだと話の途中、今のシーンはこんな感です的な絵があるんですが、私が今まで読んだメディアワークスの作品にはそのような絵が一切ありませんでした...確かに、読みやすいんですが、ビブリアとかのスタイルはどちらかというとシャーロック・ホームズとにていると思います...それに、私にはどうも14才ぐらいの子がどうも0能者ミナトを読むための必要な知識を持っていそうとも考えにくい...
この件についてちょっと調べたことメディアワークスの作品は誰もが知っている小説と違う上にラノベでもなく、その両方の間に存在するものみたいですが、本当のところどうんでしょうか