限界

飛行機には、機種ごとにそれぞれ安全に飛行するための

限界事項というものが決められている。

速度の限界、高度の限界、飛行機の性能は様々だ。

パイロットは、それを守ることにより安全に飛行機を飛ばす。

人間には、決められた限界事項はない。

しかし、人間は不思議な生き物でわからないうちに自分で自分

の限界事項を決めてしまっている。

どんなに夢に向かって頑張っても限界を感じるときが必ずある。

限界を感じた時は、一番成長していることに気付かなければいけない。

いつも断崖絶壁に立って、空を見上げよう。

何度も何度もひどい目に会い、人に裏切られ、それでいい。

だますよりだまされたほうがいい。　　自分の限界を超える秘訣だ。

飛行機は、まっすぐ飛ばすのが一番難しい。

必ず手動操縦だと、高度や速度、進路がずれる。

ゆっくり修正すればいい。

だんだんと限界事項の大きな飛行機が操縦できるようになる。

見える空が、色を変えてくる。

bluejet

(写真はプロペラ双発機ビーチクラフトバロン・エアラインの卵の訓練を仙台空港でした後、ホンダエアポート

に帰投する夕暮れ。2005 年計器飛行証明教官時代、角田市上空高度１００００フィート。訓練生は現在ＪＡＬで副操縦士をしている）