自分の希望として、勉強ができないことが気がかりなので、勉強の苦手を克服したいという思いがある。こういうのは始めるのに遅すぎるということはないというけれども、でも早く始めるに越したことはないとも思う。

 

一番優先すべきことは、やはり自己調和した生き方を目指すということだろうか。本を読んだり勉強することがやはり自分には一番楽しいみたいなので、それを優先したい。

 

病気による疲れやすさなどもあるので、一日に活動できる量も限られている。

 

前に通っていた作業所の所長は、働くということは誰もがやらなくちゃならないことだ、ということを言っていて、障害者枠での就労を目指すように働きかけてきたけれども、ぼくの場合週40時間とか働いたら、かりにそれだけ働けたとしても、自分のやりたい勉強とか読書とかはまったくできなくなると思う。

 

前にいた作業所では、封筒の単純作業の仕事、草むしり、落ち葉拾いなどの仕事をやっていた。一日に三時間とか無理のないペースでやっている間はまだよかったけども、一日に七時間に増やしてから、自分の毎日が草むしりなどで終わってしまうことに不満を覚えるようになった。自分にはもっと他にやるべきことがあるのだと思っていた。それはその当時は自分自身を知るということ、自己探究をするということだった。でも読書して自己探究をしたいという意見は、所長には通じなかった。

 

それで作業所から抜け出したいと思った。所長も、「あなたはここにいるべき人ではない。もっと上を目指すべきだ。もっと高度な仕事ができるはずだ」ということを言っていた。「やってみないとわからない」ということも言っていた。「挑戦する前からできないと決めつけるのはもったいない」と。作業所から抜け出すためには、二つ選択肢があった。一つはデイケアに移ること。もう一つはステップアップを目指すこと。デイケアに移るということについては所長は反対していた。それでステップアップを、障害者枠での就労を目指すことになった。

 

所長も、「作業所での仕事はあなたには物足りないように見える」ということを言っていた。少なくとも外目には、たんたんとこなしているように見えたのだと。そういうこともあって、「あなたはここ(作業所)にいるべき人ではない」と言ったのだと。

 

ぼくが体験で参加した就労移行支援事業所の所長は、「働きながらのほうが自己探究もしやすいんじゃないか」ということを言っていた。ぼくは今になって、それは正しいかもしれないと思っている。

 

ぼくはなんで就労することが怖かったのか。体力的に自信がなかったということもある。

 

同じ失敗を繰り返さないようにしたいけども。頭の中で計画を立てるのは簡単だけども、実行するのは大変だ。

 

何がいけなかったのか、まだ理解できていない。