自分は読む本の選び方によって体調、精神状態が左右されるみたいだ。今日はデイケアから帰ってきて、くたくたに疲れていて何もやる気が起きず、かといってじっとしていることもできず、家のなかをうろうろ歩き回るしかなくてとてもきつかったけど、なんとなく大江健三郎の同時代ゲームという小説を開いてみたら、とてもおもしろかった。大江健三郎の言葉の感覚がとても好き。特に同時代ゲームでの文体はとてもしっくり来る。漱石の猫もそうだけども、助詞の使い方ひとつで文章がこんなにも変わるものなのかと驚く。