2003年にTVで放送されたときにリアルタイムで観ていてハマり、
DVDまで購入してしまうほど大好きだったドラマです。
夏が来るたびに見返したくなります。
下宿屋のハピネス三茶を舞台にしたハートフルコメディです。
主な登場人物は、信用金庫に勤務するOL基子(小林聡美さん)、
漫画家の絆(ともさかりえさん)、大学教授の夏子(浅丘ルリ子さん)、
ハピネス三茶の大家さんのゆか(市川実日子さん)、基子の元同僚の
馬場ちゃん(小泉今日子さん)です。
ストーリーは、ざっくり言うと、それぞれの登場人物が抱える
悩みや問題に焦点を当てながら、
平凡な日常のありがたみや素晴らしさを再認識する・・・といった感じです。
日本のどこかに存在しそうな人々のありふれた日常の中の
ほんわかエピソードとユーモラスな会話劇が満載です。
極悪人もおらず、ドロドロの愛憎劇でもなく、
見終わった後に幸せな気分になれるドラマです。
・・・・・・このドラマが放送されたのが2003年。
あれから日本ではデフレ不況が続き、非正規雇用が増加し、
貧困層が増大し、たとえ大企業の正社員であっても定年まで安心して
雇用される保証もなくなり、リーマンショック、東日本大震災が起こり、
コロナ禍になり、わりと近い国で戦争が勃発し・・・。
このドラマの世界はもはや当たり前ではなくなってしまいました。
むしろファンタジーって感じです。
こういう素敵なドラマが当たり前に思える時代がまた来てほしいです。