家族というものは、大概が負のスパイラスで

成り立ち、家系として連綿と続いている

のだから、不思議でならない。

 

夢子の家もご多分に漏れず、負のスパイラル

で成り立っていた。というか、まだ継続中。

 

どうも、今の80代以上の男というものは、

妻を殴ったり、妻に暴言を吐くことが

普通の社会のようだった模様で、

母が殴られていた話をすると、殆どの人が、

「実はうちも・・・」と言うのだ。

 

その結果、母は重度の鬱病になったのだが、

それ以前も、夢子に対して嫌味を言ったり、

何やら凄く冷たい時があったので、

決して素晴らしい母ではなかった。

 

親に対する不信感がありながらも、

病気になった両親の世話をし、

挙句の果てに、夢子も心療内科の世話に

なるはめになったし、兄とも険悪である。

 

母の介護のストレスなどを妹に電話で

度々訴えるのだが、妹も、間接的に

ストレスを受けていることになる。

 

何で人間って、こんななのだろうと、

夢子は思ってしまう。

 

社会を例に考えても、あらゆるハラスメントは、

家庭で満たされていなかったり、

誰からも大切にされていないという哀しさが

怒りとなり、理性では抑えきれない状態に

なり発動されるとも言え、悪循環の極み★

 

稀に、負のスパイラルではない家族という

ものも存在しているようであるが、

一握りであろう。

 

家族は負のスパイラルであり、

世の中も悪循環に満ちているのであれば、

一体どうすればいいのだろうか。

 

好きなことだけでも好循環にするしか

道はないように思うのだ。

 

そして、出来ることならば・・・

負のスパイラルを断ち切りたい!!

と、強く思っている次第であるのだが、

こんな世の中、生きにくくても当然なのだ★