
↑ある半荘での、私の下家のリーチ時捨て牌
ヤオチュウ牌のみで構成された"美しい捨て牌"ダ
あまりの美しさに、リーチが入った瞬間唸ってしまった
とても対応しづらい捨て牌で、案の定上家がふりこみ
私、麻雀や株式相場といった「博打」を行っているが
そういった"「博打」での勝ち負け"に
「人間の心理」が大きな影響を持っているということを知ってから、
「人間の心理」というものに興味を持つようになり
たまにその手の本を読むことがある。
最近、「錯覚の科学」という面白い本を読んだ。
そこから着想した自分の考えを書く。
人間のパターン認識能力は非常に優れているのだそうだ。
この優れたパターン認識能力のおかげで、
人類は様々な科学法則を見つけ出し
結果、高度な文明を作り上げてきた。
しかし、一方でこのパターン認識能力はあまりに優秀すぎて
無作為のものにパターンを見出すことがアル。
「錯覚の科学」では以下のような例を挙げている。
・焼いたパンの焦げが、聖母マリアに見えた。
そのパンはネットオークションで28000ドル(約280万円)で落札された。
・レッドツェぺリンの「天国への階段」を逆再生すると
「サタン」や「666」と言った言葉が聞こえる。
・科学的に否定されているのにも関わらず
患者たちは、寒い日ほど関節炎が痛み出すと思い込んでいる。
この本では他に、天然ガス先物市場で値動きのパターンを見つけ出したと錯覚し
ファンドを破産させた男の例を挙げているが、
麻雀でも同じようなことが起きていると思う。
つまり、偶然起こった目立つパターンを永続的なものと勘違いし
結果、成績を落としているのである。
例えば、「振り込んだ後は冷える。」などがそれだ。
「振り込んだ後はツキが落ちているのだから
リーチはやめてダマで待とう。」などと言い出す。
科学的に冷静に考えれば、配牌やツモ牌はランダムなのだから
振りこんだ後に、特別ツキが冷えるはずはない。
むしろ振り込んだ後は、点数を挽回しないといけなくて
ダマどころか無理やりでもリーチしないといけない可能性すらある[1]。
このことを検証するのなら、自分で統計を取ればよい。
すぐに嘘だとわかるはずだ。
難しいのはこういった無いはずのパターンを認識してしまい
嘘だとわかっていてもそれに囚われてしまうことだ。
「振り込んだ後は冷える。」と感じることがあるのは
人間として自然な感情だろう。
しかし、麻雀においてトータルで勝つには
こういった自然な感情に逆らって行動をしないといけない。
ここが博打の難しさなのだと思う。
[1]とつげき東北著 科学する麻雀(講談社)2004年