加害者の人権、更正? | 徒然草子

徒然草子

様々なテーマに関する雑感を気ままに綴ったブログです。

特に少年事件においてその傾向が著しいが、社会的不正が為された場合において当該加害者に関して人権、或いは更正という名目で制裁を減免されることが多い。場合によっては、後日、更正したとされる嘗ての加害者が更正という「困難」を成し遂げたとして英雄視される場合もあるから、たちが悪い。
だが、上述の場合において忘れ去られているのは、加害者による被害者の尊厳の蹂躙という主観的不正と秩序の蹂躙という客観的不正への眼差しである。
思うに、当該被害者は当該加害者の「人間的成長」とやらの為に進んでその為の贄になったのではないし、又、発生してしまっている客観的不正をそのまま放置して良い訳ではない。
加害者の人権だの更正だのよりも優先されるべきは蹂躙された被害者の尊厳の回復であり、客観的不正の状態の正への回復だと思われる。特に蹂躙に際して被害者の身体、生命が損なわれたのであれば、客観的に見て、原則として加害者に対する同等の報復を以ってしか回復が困難なのではないかと思われる。そして、加害者の更正とやらは上述の回復を待って始めて為されるべきであり、当該回復の過程において当該加害者の生命が損なわれ、更正の余地がなくなれば、それは応報の結果として受容すべきであろう。
人々の尊厳が保たれる理性的で秩序ある社会の保持には上述の様な措置も必要の様に思われる。