先日、「観劇者」を観に行きました。
本当は、大千秋楽を観たかったけどチケットが発売されるころ、その日は仕事だ・・・ということで、泣く泣くあきらめました。
劇場は、池袋の「シアターグリーン」。
初めて行く劇場です。うれしいな。
開演は18時。
・・・
仕事が終わってから行くと・・・迷子になる時間を含めるとギリギリ。
・・・
休むか。
ということで、有休を使いました。
贅沢な観劇日。
平日の夜公演。
しばらくして、千秋楽の日に仕事が無いことが確定。でも、その前日はワクチン接種(職域なんとか)。
大千秋楽は長戸さんが挨拶をするという情報も出ていたので、観に行きたかったけど、前日のワクチン接種で副反応がどうでるか怖い。
急なキャンセルなんて失礼だし。
ということで、やっぱり泣く泣く大千秋楽の観劇はあきらめることに。
1回の公演を楽しもう。
池袋駅からシアターグリーンまでは思っていたよりすんなり到着。
周辺環境がおもしろい。
南池袋公園とお寺の存在感がすごい。
天気が良ければ(この日は雨でした)公園でまったりしたかったです。
劇場は、受付は1階。客席入口は3階。途中2階はトイレ(1階にもある)。階段や2階からは隣のお寺のお墓が見えます。不思議な感じ。
客席に入ると急な勾配にびっくり。でも、これくらいの方が前の人の頭が邪魔にならなくていいかも。舞台上は、台の上に乗った客席が1列。えっ、こんなに高い位置に?私が座る場所からだと・・・ちょっと上。どんな風に見えるんだろう。これがずっと続くとツラい?(お芝居が始まったら台の上の客席のお芝居と普通にステージのお芝居があって、この変化が良かった)。お芝居が始まるまではいろんな想像で楽しめます。
・・・パンフレットがなかったから、こんな楽しみ方を。
パンフレット、ほしいなぁ。役者さんや演出家さんがどんな気持ちでこのお芝居を作っているか知りたい。
こんなご時世だから言いたいことは決まっているかもしれない。でも、だからこそ考えたことやこんな状況に関係なく作りたかった想いとか。作り手の大変さを表に出さないやり方もあるけど、コンセプトは知りたいな。
お芝居の感想は・・・おもしろかった。
キャストひとりずつにストーリーがあって、どれにも共感しました。バックステージものはあるけど、観客側に焦点をあてたお芝居は初めて。観客それぞれに物語があることは当たり前なのに、劇場で同じ時間を共有するまでの話が興味深かったです。
役者になれなかった人、観劇が趣味な人、ひとつのお芝居で夢を変えた人、推しがいる人、彼女が好きで彼女の趣味に共感した人、娘が出演する舞台を観に来た人、自分を変えるために観劇した人、そしてプロデューサー。
みんなよく分かる。
特に冒頭の推しがいる人のセリフは気持ちが良かった。観劇マナーも含めて、そうだよねぇと思いながら聴いてました。
翔吾さんは観るたびにいろんな役を魅せてくれる。「げんせんじゃ~」のかわいらしさ、「One Cup of Rice」のカッコ良さ、そして今回のアタフタ感。どれも良いなぁ。
私が座ったのは上手側。ちょうど長戸さんとレイさんのお芝居がされる方で、良かった、見やすいなぁと思っていたけど
あまりにも・・・(〃ω〃)照れる。
"推し"という言葉はあまり好きじゃないけど、私の推しは長戸さんです。だから大滝さんの「キラッキラッ」っていう表現もずっと応援している役者さんがいるのも分かります。舞台の情報が入るとうれしいし、チケット発売直前は画面の前で待ってます。
そして、彼が自分の推しの役者さんを褒めたらうれしいに決まってます。良い味でてました林さん。
観劇が趣味の岩佐さんも寡黙な役だけど、よかった。カッコいい。観劇のために働く。そうなんだよ、分かるよ~。
友達から勧められてみた舞台で夢を見つけたわたなべさんも分かる。ひとつの何気ないことを経験しただけで人生が変わることがあるんだよね。東京に行けばいろんな経験ができるんだよ。その辺にいっぱい転がっていて何を拾うかは運みたいなところがあって、それが自分にピッタリきた時なんかは人生が変わる。
堀田さんの役者を目指してがんばっていても報われない人。「結婚式と芝居は呼ばれないと出ては行けない。」まさしくこれ。最近某タレント(マルチすぎて適切な言葉が出てこない。歌って踊って演じることもできて演出もできる人)が言っていました。でも努力は大事。不純な動機で養成所に入った同期の方が採用されて自分が見向きもされないと傷つくだろうな。でも、これは何にでも当てはまる。選ばれるためには努力だけでは無理なこともある。求められていることが違ったということ。
外岡さんの自分を変えるためにいつもとは違うことをしてみた人。これもよく分かる。映画もいいけど、生身の人間が汗水流しているのを見るとストーリーとは違う何かを感じられる。熱量。それがいちばん感じられるのは生の舞台だと思う。これは経験しないと分からない。「海を知らない人に海の説明をするのは難しい」。KIDで名和さんのセリフにあったなぁ。
・・・もうそろそろ歌って踊っているミュージカルが観たい。DVDでは限界があります。
長戸さんとレイさんは、やっぱりうまいなぁ。演じている時以外の家族の時間も想像できます。
今回のお芝居はおとなしめだけど、すべてにおいて共感しました。観劇する側のストーリー。「演劇はなぜ必要か」その答えがあるかもしれない。役者さんだって日常がある。観劇する方も日常がある。その中である時間だけお互いが劇場に集まって同じ空間を所有する。大切な場所。観劇者がいないとお芝居は成り立たない。観劇者は役者がいないと楽しめない。互いに必要な存在。前出の某タレントが「舞台はお客さんとの関係で7割作る。役者は3割しか作っていない。」と言っていたことを思い出します。戯曲だけ読んでも楽しくないのはそれなのかな。まだこっちが舞台の空間を読めないから?
人生を変える可能性もある演劇。良いなぁ。
実際に長戸さんに初めて会った31年前に人生を変えられました。会わなかったら私はこの場所にいないだろうなぁ。地元で・・・何を楽しみに生きていただろう。
DVDは観劇前に申し込みました。観てから決めようと思ったけど、特典が練習風景だったし、やっぱり舞台に飢えているんだろうな。ちょうどこの公演がDVDの撮影でした。本当は、別の回が観たかったけど仕方がない。最近、このDVDに全部の舞台挨拶が入ると知ってうれしいです。長戸さんの挨拶を聞きたかったから。
次は、「げんせんじゃ~2021」。
残念ながら緊急事態宣言下に公演をすることになってしまいました。
コロナのバカ。