ちょっと洗車好きの方ならご存じであろう鉄粉除去剤。
これは除去剤をスプレーするタイプ。
他にもシャンプーとして売っているものもありますが全部成分は一緒。
メーカーによって価格に差があるのは濃度だったり、他の添加成分の差だったりじゃないでしょうか。
特徴は薬液が鉄粉と反応して紫色になること。
気になったのでどういう反応なのか調べてみました。
以下、つまらない内容が続きます笑
まず有効成分はチオグリコール酸アンモニウム。
酸と塩基の中和物で中性。
この商品にはメルカプト有機酸アンモニウムと書いてありますが同じもの。
※エデト酸ナトリウムは界面活性剤を助ける成分。
チオグリコール酸ナトリウムは還元剤で、酸化鉄を還元します。
還元された鉄はキレート化して水に溶けます。
(この水溶液が紫色)
※下記サイトから拝借
ちょっと勘違いしてました。
鉄を溶かすのではなくて、酸化鉄(赤錆)を還元して溶かします。
金属の鉄は溶けない。
クルマの塗装面に突き刺さっている鉄粉は細かいので、ほとんど錆びています。
だから溶ける。
大きい粒はなかなか溶けないなーと思っていましたが、中心は錆びていない鉄だからそもそも溶けないのですね、納得。
原理がわかったところで洗車ついでに久々に鉄粉除去しようかなー。