1. FAST CAR ★
2. COPY THAT
3. LOVE GAME
4. Bad Habit
5. Steal my Night
6. FIRST TIMER feat.DOBERMAN INC
7. WILD
8. Dr.
9. Shut Up
10. MY LOVE
11. The Meaning Of Us
12. Defend Love


一度は一世を風靡した彼女が再ブレークを果たした直後のアルバム。

何枚目は知らず、何となく聴いてみたくなったので聴いてみたら結構好みの作品でした。

それにしても美人ですねえ。

元々R&Bは甘すぎてあまり聴かない傾向なのだけど、この作品は浮ついてる風でもなく、メロディーもほどよい甘さでくどくもなく。

なおかつ嬉しいのは、音楽的に割に試行錯誤しており、何よりドラムトラックのアタック感が非常に強いこと。

トランスの要素も多いけど、それに多い浮遊感たっぷりな軽めのブレイクビーツなどではなく、一音がしっかりくっきりしている輪郭の明確な感じと言えばいいか。

それに、歌い上げるのも高速で畳みかけるのもお手の物な彼女の歌唱力に安心して聴ける。

軽快なギターと複雑なドラムトラックで程よく疾走するM-2、軽快な四つ打ちに乗せて割に複雑な展開を魅せるM-7、サビがまるでラヴェルのボレロを引用したかのようなM-8、ミディアムでロマンティックなM-8、ピアノが美しい印象的な唯一のバラードM-11、妖艶かつダークなヒップホップ的リズム感が気持ちいいM-12と、小室ファミリーの彼女しか知らない人には唖然とするような曲が並ぶ。

気だるいようで徐々に熱気を帯び出すドラムがかっこいいM-1がベストトラック。

この曲が最も彼女の歌が妖艶に映えている印象ですね。

歌自体うまいんですけど、耳障りのいいこの声ってやっぱり武器なんですよね。

ロックンロールから引用してきたようなギターも非常にかっこよろしい。


つってもまあ、中盤にハッとするような曲が配置されていないのが惜しいと言えば惜しい。

後半の流れは結構いいですね。中盤も決して悪くはないんですけど、堅実と言うか地味と言うか。

ただ最終曲のように、「愛が欲しいなら痛みを知ればいい」っていうフレーズは、昔の彼女は歌えなかったんじゃないかなと思います。

最近出たコラボアルバムもいい感じらしいので、聴いてみよっと。

まさかアムロちゃんでレビュー書くとは思わなんだな。


(2009年発表)


満:★★★★★★★★ (8/10)

薦:★★★★★★★★ (8/10)