20歳のころ、既婚の男性で奥様と赤ちゃんのいるおうちにおじゃました時の事を、ふと思い出した

なんだか落ち着かなかったけれど、初めて会った奥様は、あれこれ私に気を使って話題を提供してくれて、なんとなく打ち解けたような雰囲気作りをしてくれた

おしゃべりな奥様で、自分の写真や集めているもの達を私に見せてくれた

集めているものは、キャラクターグッズで毎月同じキャラクターの様々な物が届くらしく、それが楽しみでワクワクしているようだった

そういったものに全く興味のない私は、結婚というのは自分の中では理解し難いものでも、まるごとその相手を受け入れなくてはならない、大変なことなんだぁ… と思ってしまったのです

もし、私がその人の旦那だったら
「ごめん、キャラクターグッズが家の中に溢れかえるのは、たえられないから、それは勘弁して」
と、言いかねないなぁ、ともその時思ったのです
自分の部屋の中だけ、とかだったらいいけど…

私みたいに大好きなものと、そうじゃないものがはっきりし過ぎていると、誰かと共同生活というのは難しいのかもしれないなぁ…

とにかく、その時は
〈結婚って大変そう…〉
と、可愛くない私は思ってしまったのでした…