私の大好きな“おやき”が長野県から送られてきた。

父からだった。
ご当地グルメを送ってきたのは、初めてかも。
ちなみに、私は長野県出身じゃないし、父の郷里は東京。

私が、今の家から脱出しようとした時、あの手この手を使って、引き留めたのは父だったので、何か責任を感じているのかもしれない。

ちょっとでも気分が上がるように、大好物を送ってくれたのかも。


私の、おやきとの出会いは…

高校の修学旅行… それは毎年、京都と奈良だった。私はお寺さんとか、アンティークが大好きなので、とっても楽しみだった。

なのに、私達の学年からスキー研修へと、大きく変更。
私は、イヤでイヤでたまらなくて、私の姉に、代わりに行って欲しいとお願いしたほど。

だけど… 行ってみると…
小さい時からの敏感肌が、なんだかとっても調子がいい。スキーも、おもいっきりボーゲンだけど楽しい。

すっかりテンションが上がってしまった私は、宿泊先にじっとしていられなくなり、先生の目をぬすんで、友達と抜け出した。

どこを見ても真っ白の世界。とってもシンプルでとっても綺麗。

地元のコンビニエンス ストアーみたいなのがあったので、よってみた。
中華まん、と思ってよくみると… それが、おやきだった。とりあえず味見したくて、食べてみると…

おいし~い♪

中には炒めた野沢菜が入っていて外側はもっちり。素朴なのに、最高の一品だった。

そのスキー研修から、父の山登りに同行するようになり、リゾートバイトで長野にこもるようになた。私と長野の距離感がどんどん短くなっていった。

その話は、おやき PART ②で…


パパさんに感謝☆