第1話
ラロカの名前
マンディとマロニーが2人屋上に。
ドールの姉妹のマンディとマロニーが屋上にいる。
2人は街の色んな相談事を引き受けてお金をもらって生活している。
そこにやってきたラロカというドール。
彼女は記憶をなくす前にハウスキーパーとして働いていたらしい。その家族を探すために二人に会いに来た。
ドールは東京零年の大地震によってプログラム停止・記憶をすべて失ったのだった。
だが、それは非常時に人間の地位を揺るがさないように設定していたという噂も…。
ラロカは情報を持っているという男“ワタル”と会う約束をした。
その男こそがラロカの家族だった。
ワタルは、東京零年の大地震で家族を失い、生きることだけで精一杯だった。
ラロカは変わり果てたワタルに抱きつく
ラロカは自分の名前をワタルに問う。
ワタルはなぜ名前にこだわるのか疑問に思いながらも、ラロカの以前の名前はユキナだと告げる。
「家族や記憶を失っても、自分の名前があれば生きていけるの。」