「平成恋愛事情」の番外編を
気まぐれに綴っていきます。
よろしければお付き合い下さい。
前回の続きです。
クリスマスの季節は
街が華やかになるから
一年で最も好きなシーズンです。
それに今年は少し早めのクリスマスを
カメラマンとお祝いすることになっていて
東京タワーが正面に見えるお部屋を
彼が押さえてくれていたので
尚更楽しみでした。
とはいえ、、、
四つ葉のクローバー以来
彼への自分の気持ちを
あれこれ考えるようになっていました。
というより
恋愛ってそもそも何だろう、と。
OMEGAくんとの関係を
「自分じゃなくてもよかったんだ」
と気付いてフェイドアウトした私。
ジョーとの関係を
「自分が一番じゃなかったんだ」
という理由で終わらせた私。
けど、恋愛なんて
色んな形があるのだし
理想を完璧に体現するなんて
有り得ないことでは?
彼らとの関係性を
私さえ受け入れていれば
今でもお付き合いは続いていたはず。
頭の中ではわかっている。
けれど
受け入れられなかった。
そして今
カメラマンとの関係に
やはり漠然とした違和感を
感じ始めている、、、。
キラキラした東京の街並みを
優しい彼と歩いている私は
幸せ以外のなにものでもない。
これ以上何を望めと言うのだろう。
銀座のシャネルビルを背景に
彼は私の写真を撮りました。
すごく綺麗に撮れたよ、と
彼はご満悦です。
確かにその写真は
とてもよく撮れていて
幸せそうに微笑む私が
クリスマスシーンの中に
浮かんでいました。
さすがカメラマンだね!
と感心する私を
どんどん先へと導いていく彼。
「今夜は僕の馴染みのお店で
クリスマス・ディナーだよ」
と嬉しそうに言いながら。
けれど、、、
着いたお店の前で
私は唖然としてしまいました。
また、ここだ。
OMEGAくんが初めてのデートで
連れて来てくれたお店。
ジョーがちゃんとしたお店だと言って
連れて来てくれたお店。
今度はカメラマンが
クリスマス・ディナーに選ぶとは。
つづく、、、。
5月中にこの連載を終了させるつもりで
ただいま猛ピッチで書いております。
面白い面白くない云々よりも
始めたものは、やはり終わらせないと
気持ちがスッキリしないからです。
カメラマンが私の最後から2番目の恋人になります。
最後の恋人は現在のソウルメイトである
タンタンですから
恋愛事情は彼で幕を閉じることになります。
ブログをご覧のみなさま、あと少し
お付き合いくださいね!