山本桃水のブログ

山本桃水のブログ

作家活動の展示風景や日々思うことがらや短編小説、詩などを発表します。

Amebaでブログを始めよう!


「菩薩のほほエミ☆」

今私が何をしているかというと絵を描いている。絵を描いている縁で出会ったひとりの女性がいる。もともとは私の初個展に来てくれたことが始まりだった。彼女は私の絵の前で記念撮影してものすごく喜んでくれた。天使みたいだ。と思った。

彼女とはSNSで繋がるようになり、色んな彼女の側面を知った。私は彼女がもっと好きになった。

時を経て今度は彼女が絵の個展をすることになったので、私は会いに行った。絵はなんだかエキゾチックなマティスとか、アフリカとか、そのような感じを思い出す初めて見るタイプの絵だった。彼女は小説を書くのが、好きで、私も彼女の書く文章が好きだった。

彼女は個展に来たお客さんにひとつひとつ小説を渡していたので、私ももらった。読んだ。
そんなに小説にくわしくないけど、「芥川賞目指したら?」と彼女に言った。彼女は微笑みをくれた。きっと喜んでくれただろう。


そんなこんななご縁で今度はお茶することになった。お互い体調が復帰したばかりだったけど、たまには女子らしくと、中崎町のカフェでお茶をした。聴くところによるとそうとう苦労して生きてきたらしい。私はこんなひとにこそ幸せが宿るべきだと思った。いやいや、善人ぶってるわけでなく、本気で。そして、ひとつ気になったのは、彼女の笑顔が終止、菩薩のようなひとを包み込む暖かい微笑みだったこと。


そしてしばらくしてから彼女から連絡があった。どうやら結婚が決まったのだそうだ。
おめでとうと素直に喜んだ。


その後、あることを思い出した。

そう言えば、もうひとり菩薩のような微笑みをするひとがいたぞ。

そのもうひとりの彼女は学生時代からの友人で彼女も私の絵を見に来てくれた時、なんでこんな私にそんなにも暖かい微笑みをくれるんだ?って思うくらい菩薩の微笑みだった。

後で話を聴くと、どうやら新婚ほやほやらしかった。

ここで話が繋がった。

ご縁が決まったひとには、自然と菩薩の微笑みが宿るのだと。

幸せはどうやら回りも幸せにするらしい。




私はこれからも彼女たちを応援している。



私はここのところハッピーバースデーと言われることが多かったが、


彼女たちに、


ハッピーウエディング。


少子化のためにたのむよ(笑)。




ご拝読ありがとうございました。




山本桃水。