Raphael

Raphael Live Tour 2016 「癒し小屋」 <追加公演>

2016年6月22日(水) BIG CAT

 

 

 

華月くんの13回忌のときに限定で復活したのは知ってたけど

まさかまた復活してるとは露知らず。

他のバンドのライブ観に行ったときにもらったフライヤーで

追加公演のチケット発売を知り。

もう二度と観ることないだろうしこれは行くしかない!

ということで、勢いでチケット確保して行ってきました。

 

チケット取った後で知ったけど、

YUKITOの引退に伴い、今年をもって、

Raphaelは解散ということで。

 

Raphaelが現役バリバリだった頃、

私はもう既にV系好きで、雑誌はよく見てたけど、

いくら雑誌で見て存在が気になっても、

そこらへんのCDショップじゃV系なんてあんまり扱われないし

専門店なんて都会にしかないし

そもそもお金なんてない子供だったし

今のようにインターネットが当たり前ではなかったから

音源聴く機会なんてなっかなかなくて。

 

深夜の音楽番組とかラジオとかを可能な限り漁って、

Raphaelも拾うことができて。

良いな、カッコイイなと思ってた矢先に華月くんが亡くなり…。

華月くんの訃報の新聞記事を見つけたのが母で

教えられて記事見たときのショックは今も忘れない。

 

そんなんだから、正直リアルタイムで聴いてた期間の方が短い。

でもやっぱり思春期に聴いてた音楽ってのは影響が大きいなと思う。

当時の彼らがまだ10代の若さで、歳が近い分、

シンパシー強く感じてたのもあるだろうけれど。

曲は少ししか知らないけど、その浸透度合いは、血肉になってるレベルじゃないかと。

 

 

そんなこんなで15,6年越しの初Rapahel

そして、これが最後のRaphael

 

もうほんとに観に行って良かった。

色々あるけど、とにかく良かった。

 

何が一番印象に残ったかって、YUKIくんの歌!

引くほど上手い。


そんなこと思ったボーカルさんは初めて。

昔からめっちゃうまいと思ってたけどあんなに圧倒されるとは。

 

事前に、アレンジされて再リリースされた音源聴いて

歌い方変わった…ってちょっとショックを受けてたけど

そんなことは微塵も気にならなかった。

ただただ上手さに感動しただけだった。

あと喋りも上手いw

 

HIROくんもYUKITOも、皆老けたなーって思ったけど

でも何かそれも素敵なことだよね。

まぁ歳を取ったのは私も一緒だわw

 

そして、やっぱりRaphaelの曲のクオリティの高さを実感。

音源聴く度に、すごい才能だ天才だと思うけど

おっさん(笑)になった華月くんの曲も聴いてみたかったなぁ。。と

しみじみしてしまいました。

ほんとに全速力で生きた19年だったね。

 

 

以下ライブの記憶メモ。


BIGCATが満員。

見た感じアラサーがやっぱ大部分かな?

男の人の多さに驚いた。

SEはオルガン?の曲がリピート。

 

定刻からちょい押しでスタート

 

シナゴーグ前奏曲第2楽章~ホ短調~をSEに

下手から、HIRO&YUKITOが登場。

黒のナポレオンジャケット(っていうの?)に紅いバラ持ってる。

センターお立ち台乗ってアピールからのバラ投げ。

 

しばらくして、YUKI&咲人(サポメンと呼ぶには豪華すぎる感)も

同じ衣装、流れで登場。

 

花咲く命ある限り

一番聴きたかった曲が早くも聴けて大興奮。

 

Sweet Romance

症状1 潔癖症

 

症状3 ×××症

ベースソロでYUKITOが下手のお立ち台で演奏。

 続くギターソロで咲人さんが上手お立ち台で演奏。

 

人間不信

Gebet~祈り~

 

49
めっちゃ長かった~!

正直途中でまだやんの?!と思った。笑

こういうのって、ボーカルさんが煽って煽って何回もやるけど

どうやってメンバーさんタイミング合わせるんかな。

何か合図決めてあるんやろうな。

楽しいけどやりすぎてもしんどいでな。笑

 

エルフの憂鬱

YUKIくんほんま上手い。。

ファルセットきれいで、Raphaelの曲ってYUKIくんの声や歌い方にほんまにぴったりやなぁと。

 

メンバーさんはける。

スタッフさんがアコギとベース、センターにキーボード、椅子設置。

しばらくしてメンバーさん再登場。

 

フロント3人椅子に座っちゃったので

私の位置からはほぼHIROくんしか見えず。

たまに隙間からYUKITO&YUKIくん見える感じで

咲人さんは完全に視界から消えましたw

段差があればまだしも、ビッキャはフラットだからね。。

そうなるよね。みたいなね。

 

有「楽しいね」

\楽しい~!/

有「せっかくピアノ用意してもらったんで、ここからはバラードやります」

と、YUKIくんはピアノ弾きながら、

アコースティックバージョンのpromise

めっちゃ良かった。

元がアップテンポな曲やから意外な気がしたけどハマってた!

 

「バラードって日本ではゆっくりした曲って意味になってるけど、ほんとは違うんだよ。

 スペイン語(って言ってたと思うけど違うかも)のバラッドが語源になってて、

 簡単に言うと、叙情的なとかそんな意味なんだけど。

 そういう意味では、promiseは恋の歌というか情熱的というかね。

 すごく歌詞がバラードにピッタリだなって思ってこういうアレンジしてみた。

 そんなわけで、皆はバラードの正しい意味を知ったんで

 今日からバラードをゆっくりした曲だと思ってる人のことは鼻で笑って下さい。」

とのこと。

 

秋風の狂詩曲

症状2 分裂症


lost graduation

これまためちゃくちゃ良かった。

周りからすすり泣きめっちゃ聞こえてきて私まで泣きそうに。。

何かすごいしみじみしてしまったわ。。

儚く美しい曲だなと改めて。

この曲でHEY!HEY!HEY!出たよね~。

 

ここまでの3曲は、曲と曲の間の切れ目なくピアノの演奏続けてて

そういうアレンジも素敵でした。

アイコンタクト取ってタイミング合わせてるのも

何かグッとくるものがあった。

それにしてもYUKIくんの歌の上手さが際立つ際立つ。

 

MCここじゃなかったかも&こんな内容じゃなかったかもやけど。

「華月のギター持ってきました。

 目立ちたがり屋だったから、いつも目立つところに置いてるんだけどね。

 ギターってね、木でできてるから生きてるんだよね。

 何でもそうなんだけど、使わないで置いとく方がだんだん劣化してきちゃうんだよね。

 時々弾いてあげないとね。」

 

「10年も経てば文化って変わるから、

 最近は便利な時代になってて、同期って言ってコンピュータから音流して

 それと同時にステージに立ってる人間で演奏するんだけど、

 華月の弾いてた音を昔のものから拾ってきて

 デジタルデータ化して、アンプ通して流してるのね。

 だから5人でこのステージに立ってるんだよね。

 華月もいるんだよ。」

と、華月のモノマネするYUKIくん(笑)

「そう思って聞いてくれたらまたここからの聞こえ方も違うんじゃないかな」

 

「華月のギターも何本か連れてきてるんだけど。

 皆にも聞いて欲しいと思って。

 でもステージに立ってる人間で両手空いてるの俺しかいないからさ。

 敵うわけないんだよ?そりゃ敵うわけないんだけど。

 俺ギター始めたの3月だし。

 でも、2016年の華月の音を聞いて欲しいなって。

 ギター弾きながら、ピアノ弾きながらやります。

 Raphaelの原点になった曲だね。」

 

eternal wish~届かぬ君へ~

前のMCもあってすすり泣きめっちゃ聞こえてくるし

アウトロの華月のギターに合わせて弾く、YUKIくんの拙い演奏が泣けて

何か切なくて胸が詰まった。

 

 

メンバーさん退場。

 

 

アンコール


有「昨日今日と、大阪のライブは咲人ちゃんがサポートしてくれてるんだけど。

  本家の方でもライブあるから、明日桃鉄並みの距離移動するんでしょ?」

咲「仙台の方に行きます」

有「桃鉄あんまり面白くなかった?」

咲「素でスルーしてしまった」

 

有「アンサンブルのこととか、色んな事意見出してくれてほんとに心強くてね。

  守護神と言っても過言ではない。

  色んなあだ名できちゃってるね。王子とかね。

  もう守護王子でいいんじゃない?」

咲「何だかわからなくなってるから」

有「これから先ももうちょっと続くんだけど

  こんなに凄いギタリストがサポートしてくれてるんだっての自慢したいんで、

  ちょっと咲人フィーチャリングでやっていいですか?」

 

と咲人さんセンター出てきて始まったのは

小夜曲~悲愴~

 

コール&レスポンス

YUKIくんシャウトやってきたりして、

いやできひんwってなったけど

結構皆さん普通にやってはってすごいなって。笑

もっとヴィジュアル系っぽく!とか言ってたような記憶w

 

まだまだここからだぞみたいな煽りがあって

 タッチ

 

俺達の青春はまだまだ続くぞみたいな言葉の後

Evergreen

タオル回し、リフとサビで左右移動のモッシュ。

メンバーさんもやってて楽しそうやった。

 

夢より素敵な

 

 

MCタイミング、話の流れ、忘れたので適当にまとめて。

 

多分、顔が全く見えなかったのでアコースティックタイムでのMC

有「咲人ちゃん、ギター似合うね」

咲「似合ってないと困る。一応ギタリストやってるんで。」

 

メイク中、YUKIがすごい咲人さんに絡んでた

みたいな話をYUKITOがしたんだったか

咲「楽屋でメイクして貰ってるときに

  気配を感じてふっと見たら顔がこの辺(どの辺か私には見えず)にあった」

有「何だよ俺が悪いみたいな言い方じゃないかよー

  いいじゃんこんな機会でもないとナイトメアの咲人さんにお近付きになれることなんてないんだから

  キスミーキスミーいっその事キスミー!

  それでは聞いてくださいいっその事キスミー」

一気に畳み掛けるように言うYUKI。

後ろでHIROくんめっちゃ笑ってたw

 

 

メンバー1人ずつに話振る流れでYUKITO

之「にゃー!」←開口一番

之「このにゃーを言う為に大阪に来た」

有「YUKITO、シャウトのパートが多いじゃない。

  Gebetでヌーって叫んだよね?

  昨日NU茶屋町っていうところのタワーレコードでイベントがあって

  そこでヌー!って叫ぶって話になったんだけど。」

之「そう!いきなりじゃちょっと気抜けそうっていうか…

  笑ってその後の演奏に差し支えそうだったから、途中に入れたんだよね!」

 

 

別のタイミングで。

有「何か本数やる毎にだんだん洗練されてきたね」

之「ツアー回るのなんて、ほんとにRaphaelぶり。

  だんだん感覚取り戻してきてるかも」

 

之「てか、一緒にいる時間が長くなってきたからか、

  咲人ちゃんYUKIの口癖がだんだんうつってきてる。」

有「えっ、嘘?全然わからなかった!」

その口癖は何だったのか、明らかにされず。笑

 

 

HIROくん

有「HIRO、派手なドラムセット似合うね」

弘「そう?嬉しいな」

有「そこからの眺めはやっぱり格別なんだろうね」

弘「そうそう!」

 

有「49って曲久しぶりにやったんだけど。

  今日HIROがめっちゃ気合入ってて。

  楽屋で、あれ30分ぐらいやろう!って言ってた」

弘「YUKIもっとやれ!もっとやれ!って思ってた」

有「でもスタッフさんに色んな兼ね合いあるんで7分でって言われてた。

  実際12分でした。」

ちょうどいいとこだね!

間取ったみたいなね!

と盛り上がるHIRO&YUKI

 

「ツーバスだんだん上手くなるね。頼もしい限り。」

とYUKIくんのお墨付きを貰ったHIROくんでした。

 

 

有「大阪やっぱりあったかくていいね。他のところとは一味違う。

  昔からすごく温かく迎えてくれて、助けられて、支えられてきた。

  大阪人情の街っていうんでしょ?いいよね。

  神奈川そういうのないんだよなー。

  今決めようよ。シュウマイの街?

  何かやだな、負けた気がする。

  何かあるかな?

  YUKITOと俺、神奈川県横浜市出身なんだけどね」

とYUKITOに振る。

 

之「前テレビで見たけど、ヤンキーが一番多い街らしいよ。」

有「あー確かにそうかもー。コンビニの前とか絶対たむろしてるもんね」

之「てゆーか、ヤンキーだったよね?」

そう言われたYUKIくんの顔、(゜Д゜)←これだったw

 

 

演奏全部終わって、皆前に出てきて横一列に並ぶ。

YUKIくんが代表してMC

 

大阪終わってゼップまであと半分くらいまできたのかな。

ここで折り返しになるんだけど。

ここで最後って人もいると思うんだけど…

Raphael好きになってよかったって誇りに思ってもらえるように、

最高を更新し続けるように残りも頑張るから。

 

というような内容の話を。

もう少し色々喋ってた気がするけど記憶が。。

 

 

この日のうちでも何度も

「キャスト紹介させて下さい!」って

咲人、YUKITO、HIRO、YUKI、華月のメンバーコールの流れがあったけど

最後も1人ずつお立ち台乗ってコール。

 

咲人コールして、ステージ去り。

HIROコールして、ステージ去り。

YUKIコールして、

「YUKIでした!

 そして俺なんかよりもっと大きい声で呼んでやってください!

 ギター華月!」

 

それが終わった後、

YUKIくんとYUKITOが抱き合って

YUKITOは頷いてて、YUKIくんが何か言葉かけてるみたいに見えた。

 

ベースYUKITO!と紹介してYUKIくんはステージを去り。

YUKITOは台乗ってしばらく顔あげられなくなってて。

皆がYUKITOを呼ぶほどに涙止まらなくなってるみたいな感じだった。

 私も何かもう胸が詰まってもらい泣き。

 

ありがとうございましたって叫んで

涙涙のお別れ。

 

ずっと鳴りやまない温かい拍手。


終了アナウンスが流れても、沢山の人がアンコールしてて

もしかしてがあるんではと思ったけど、さすがになかったな。

 

でも、この日、あの場に居れたこと、

大阪での最後のRaphael観れたこと

本当に良かったと思いました。

 

10代の頃の自分とか色々思い出して

彼らの作る世界観に圧倒されて

2,3日余韻がすごかった。

 

私自身、あの頃よりは少しは大人になって

物の見方や捉え方も多少変わって

今の自分だからこそ、感じれたものがたくさんあったと思う。

 

彼らも、30代半ばになって表現の仕方も色々変わったんだろうね。

それを10代からずっと見続けられてたらどうなってたんだろう。

最後の日に向かって走る彼らの姿を見て

良くも悪くも、永遠なんてないんだと思った。

 

ただ、私は、Raphaelに

こんなに素晴らしいバンドに出会えたこと

すごくラッキーで幸せで、そのことを誇りに思いたい。

そんなことを思ったのでした。

 

そういえば、物販スペースの横に

華月くんの衣装が2着展示してありました。

撮影はNGやったけど、

今回の黒の衣装と、白のふりふり青いリボンの衣装。

ギターといい、華月くんも一緒、というのを感じた瞬間。

 

これからのライブが、最高を更新し続け、その日を迎えられますように。

ファンの皆さんが、Raphaelと夢より素敵な時間を過ごせますように。