すごい偶然の話





32年前、私が高2の冬、オーストリアから1ヶ月ホームステイに来たRちゃんを受け入れました。




最初の1週間はまだ学校があったので私の高校に一緒に連れて行きました。英語科だったので問題なく受け入れてもらえました。


くる前にもらえる情報を一目見て良いとこのお嬢様だったけど、そんな彼女を寒ーい中朝6時に叩き起こして電車に乗って40分.降りたら、有名な群馬の空っ風の突風の中、学校まで自転車で30分。朝から過酷な通学を経験させてしまった😅(わざわざ彼女のために自転車を用意したけど、その時だけバスにすれば良かったな。今更だけど)



冬休みに入り、浅草行ったり、茶道や華道を体験させたり、着物を一緒に着て初詣に行ったり、楽しい滞在だったみたい。



数年前からSNSで繋がっていて、また連絡をとり始めていました。今ではアイルランド人の旦那さんの間に3人の可愛いお子さんがいます♪




さて、ここからが本題。

年が明けて数日後 突然、ある知らない家族、ご夫婦、高校生ぐらいの娘さん、その子のおばさんらしき人計4人が訪ねてきました。東京から来たという家族。





「娘がオーストラリアに一年留学をしていて実はRさん宅にホームステイをさせていただいていたんです。Rさんの娘さんと同じ学校へ通っていました。本当にRさんにお世話になり彼女と家族のホスピタリティに感謝しています。って言ったら『このホスピタリティは私が高2の時にホームステイをしたXXさんから譲り受けた物です。』とおっしゃったので、それはどこだったんですかって聞いたら群馬のXXっていうじゃないですか。ぜひお礼も兼ねてご挨拶したく突然お伺いしてしまいました。」とお母さん。




聞いてみるとそのお母さんともう1人の女性は姉妹でお二人の実家が私の実家から20分のとこに。そして私の母のカフェの一つがご実家から歩いて数分😳で知ってるとのこと。




そしてなんとその叔母さんとお2人のお父上は古民家巡りが好きで随分前に雑誌に載っていたうちの実家を見に来たことがあったとのこと。



確かに本当に偶然が重なってますねーって喜んでいましたが!




「ところでRさんが群馬で高校にも通ったっておっしゃってました」とお母さんがおっしゃったので、




「はい、そうです!この田舎から寒い中電車と自転車で通わせて可哀想でした。XXXXXXXXだったんですけどね。」と学校名を言ったら。



「ええええええええええ‼️私も妹もそこの卒業生です!年齢も近い‼️高校に通ったって言ってたからどこなんだろうって思っていたけど、その時は聞かなかったんです」って。




32年前、Rちゃんが1週間通った時、その姉妹もその学校に通っていて、もしかしたら校内ですれ違っていた可能性もある偶然。 私もその姉妹もこの学校は学区外で私立だから実家が近いから、学校が同じって言うロジックは成り立たない。




そして32年後、彼女の娘さんがランダムに選ばれたホームステイ先がR ちゃんの家だった。




この偶然にみんなで開いた口が塞がらなくなりました。

そこからは、高校の先生の話や校舎や制服の話で盛り上がってしまいました。




最後にこのおもてなしの、ホスピタリティの精神を受け継いで、私たちもホームステイの受け入れをして行きたいと思いますって仰ってました




当時、何気なくホームステイの受け入れして、ただただRちゃんの滞在を一緒に楽しんだだけって思ってたけど、おもてなしの精神がこんな形でオーストラリアや次の世代に、受け継がれていったことにうちの母も父も嬉しそうに話を聞いていました。




突然知らない人が訪ねてきて、偶然を発見するテレビ番組みたいな経験をして良い思い出になりました。このご時世、このように人が訪れてくるなんてそうないしね。Rちゃんが勝手にうちの住所を教えたのも、信頼できる家族だって信頼できるRちゃんの判断だから。心配する必要もなし。




今年は新年早々このような良縁で、いろいろなことを思い感謝できることに幸せを感じます。




長くなりましたが、偶然のお話でした。

Louより🥰