確かに、9月に入って、体調は最悪だった。


めまいやたちくらみを感じることが多かった。

仕事のない日には、なんとなく体がだるくて、寝たままのことが多かった。

8月20前後から生理があったはずなのに、9月10日頃からまた生理が始まった。

お腹(下腹)が張って、痛くて寝返りを打つのがつらい日が多かった。

膨満感で苦しかったこともあり、ご飯があまり食べられないことがあった。

etc. etc. ……


一つ一つは普段から感じていた体調の不調だったが、あまりにも回数が頻発&重複して襲ってきていたのだ。

それは、大好きな趣味であるハンドベルの活動にも差し支えがでるほど。


それでも、基本、病院・医者嫌いな私のこと。

まだ我慢できる、まだ大丈夫、と医療機関に足を向けることを拒否していた。


血糖コントロールが必要な生活習慣病の治療も途中で投げ出してしまっているし、ここ何年も基本的な健康チェックも怠っていた。

医者から怒られる(骨折でお世話になった医者も、生活習慣病でかかっていた医者も、患者をしかり飛ばすタイプの医者だったのだ)のがいやだった、ということもあった。


けれど最大の問題は、お金(貯金)がなかったこと。

下手に医者に行ったら、入院させられるかもしれない。でも、自分には支払い能力がない、という強迫観念があったのだ。


そうこうして、だましだまし日々を暮らし、そしてその日がやってきた。


9月26日木曜日。

コンビニで働き始めてから、初めて、体調不良が理由でお休みさせてくださいと申し出た日である。