こんにちは。

ご訪問頂きありがとうございます。

 

 

たまたま立て続けにイギリスでアロマセラピスト資格

取得することやアロマセラピーを勉強することに

ついて質問を受ることがあって、

少しアロマとは直接関係ない海外生活についても

ありますが、もしもどなたかの参考になればと私の経験を

書いてみます。

 

私がアロマセラピーに最初に触れたのは

東京にいたとき。イギリス人のアロマセラピスト

が英語で教えるアロマセラピーというコースを

みつけて、当時アロマセラピーに興味を持ちだした

時だったのと、英語は好きでもっと勉強したかったので

一石二鳥と思って申し込みをしたのが、最初でした。

 

その時は、不眠気味だったこともあり、

不眠にも役立つことないかなと、

エッセンシャルオイルのことを知りたいと

思ってただけで、マッサージを受けるのは大好きだったけど

まさか自分が人にマッサージをすることを楽しいと

思うなんて思ってもいませんでした、笑。

 

そのイギリス人の先生はIFA(International Federation of

Aromatherapists)のアロマセラピストだったのですが、

アロマセラピー概略や、エッセンシャルオイルだけでなく、

マッサージもコース内容に入ってました。

最初は、いやいや、マッサージ習っても、、、

なんて思ってたのに、回を重ねるごとに楽しく、

興味も広がり、アロマセラピスト資格を取りたいと

思うようになっていったのです。

 

日本の学校でもアロマの勉強を少し続けて、

その後、インターンシッププログラムを通して、

イギリスに来た直後に普通に会社で働きながら

IFAの資格を取得したのですが

イギリスで学ぶってどういう感じだったかというと、

 

まず、言語の壁。

特に渡英すぐだったので、英語で学ぶのはやはり大変

でした。イギリス英語も聞きなれなかったし。

セラピスト資格は知識として解剖生理学も

カリキュラムに含まれるのですが、それが特に

冗談でなく泣きそうでした。

日本語でも勉強したことがなく来てしまったので、

まったくわからず、薬科大学をでている友人に

初心者でもわかる簡単な日本語の解剖生理学の本を

送ってもらい、日本語の本と英語のテキストと

両方を毎回授業前に単語を調べたりも含めて予習。

そうしないとついていけなかったから。

 

英語は好きで苦手ではないつもりだったけど、

ネイティブの英語は私には壁が高かった。。

授業についていくのが大変なだけでなく、

休憩時間の会話についてくのはさらに大変。

私以外は全員イギリス人、しかも行ってた

学校が地方にあるところだったので、

訛りもあって、、、ついていけないから会話にも入れず。。

 

一方で、東京でIFAのアロマセラピストから習っていた

マッサージ、先生のマッサージと少し違っていましたが、

ある程度できたし、マッサージの時間はしゃべらなくていいし、

救いでした、笑。

 

そのマッサージ、私が東京で習っていた流れとは

少し違っていたので、合わせないといけないと

思っていた私に、先生から言われたのは、

ひとつひとつの手技がちゃんとできて

トリートメントの流れとしておかしくなければ、

全く一緒である必要はないと。自分なりの形が

できているなら、無理に変える必要はないと言われ、

全体を変えるのではなく、ところどころ注意する点、

改善した方がいい点をアドバイスしてくれました。

なので、私だけ他のクラスメートと少しマッサージの

一連の流れが違ってました。

 

資格をとって、卒業したら、もちろんそれぞれの

アロマセラピー、スタイルをつくっていくのですが、

学校にいて資格をとるまでは、教えられたかたちに

まずは忠実にやらないといけないと思ってた私には

先生のアドバイスは新鮮で、個を尊重する、

イギリスぽいなと思いました。

 

もちろん、イギリスでも日本でも学校や先生によって

教え方のスタイルもアプローチも違うと思うので、

一概にイギリスはこう、日本はこうとは言えないと

思います。日本でもそういうところもあれば、

イギリスでも違うところがあるかもしれない。

 

ただ、個人的な経験に基づくざっくりな印象は

日本のほうが丁寧、イギリスのほうがおおらか、自由。

どちらがいい悪いではなく。

 

また、イギリス、日本の違いではないのですが、

たまたま私の先生が当時のIFAの会長で、

障害児施設での経験含め、とても経験豊富な

セラピストで、彼女のそうした経験の話を聞けたのも

刺激でした。

 

イギリスで学ぶことは、アロマセラピーに限らず、

海外生活そのものが思う通りにいかないことも最初は

いっぱい。当たり前だけど楽しいことばかりではなく、

辛いことも、寂しい、悔しい思いをすることもあって、

そういう経験そのものが学びだったなと。

 

アロマセラピーのアプローチだけなく、海外生活

そのものから多様性も目のあたりにして、

自分が日本社会のなかで窮屈だと思っていた

Should be(~すべき)に実は自分自身が

とらわれているということも気づいたり。

もちろん日本にいてもできることで、海外にでないと

いけないわけではないのですが、

私自身は海外にきたことで改めて考えさせられた

ことや、気づきや経験が自分なりのアロマセラピーにも

結果的に結びついている気がします。

 

海外での生活や経験にも興味のある方なら、イギリスで

学ぶのもありと思います。大変なこともあるけど、

もちろん楽しいこともいろいろあるし、すべてが経験だから。

ただ、アロマセラピスト資格取得後は自分のアロマセラピーを

つくっていくのだけど、まずは基礎をしっかり学ぶこと、

なので、どこで学ぶかより、何を学ぶか。

 

イギリスで学ぶなら、流暢でない限り、英語に覚悟する。

英語が通じないことがあってもめげない!そのうち

周りもこちらの英語に慣れてくれます、笑。

英語を学ぶ観点では地方のほうが強制的な環境になり

よりよいと思いますが、反面、

ロンドンのほうが楽ではあります。

外国人比率の高いロンドン、日本人がいなくても、

外国人は必ずクラスにいてイギリス人の中に1人にはならないから。

実際、リフレクソロジスト資格はロンドンで取得して、

コースに日本人もいたし、他の外国人も多かったし、

セラピスト用のワークショップに行っても、ロンドンだと

必ず外国人(イギリス人ではないという意味)が

います。ネイティブだけの中に1人で入るのと、外国人が

他にもいるのは結構違います、特に慣れるまでは。

 

自分から聞く、必要あれば自分から助けを

求めることも躊躇しないこと。言わずにわかってもらう、

って無理と思ったほうがいい。

 

そして、解剖生理学は日本語の本を持ってくることを

お勧めします。アロマセラピーそのものに関しては、

アロマセラピーもあまり知らずにくる場合や、

薬理効果に関する用語等は、日本語の参考にできる

ものがあったほうがよりわかりやすくはあるかも。

専門的な英単語、辞書を引く時間が短縮できます。

 

IFA以外にもありますが、IFAの資格だと、

コース中にいくつも課題提出があり、

ケーススタディ50症例とその記録・結果提出があり、

最後に筆記試験と、実技試験があります。

選択式ではなく、基本は記述。採点も減点ではなく

加点方式。できたことをみてくれます。

 

ケーススタディの相手を探すのは知り合いができるまで

大変、学校によっては紹介してくれたり、

探すのを手伝ってくれるところもあるし、

とにかく自分の知り合いには声をかけまくって、紹介

してもらうこと。

課題をやるのに、結構図書館通いもしました。

 

資格コースは時間はとられます、これはどこであっても。

 

専門の学校・コースの別に、もっと気軽なところでは、

CitylitやMorley college(他にもいろいろあります)

のような社会人向けの夜間・週末カレッジ等でも

資格ではない短いコースや、単発の1,2日

のコースもあったりします。

セラピスト向けのワークショップもいろいろあるので

学んでからセラピスト向けワークショップを受講を

試すのもあり。また違うスキルや、アプローチをみる機会、

他のセラピストの人達と会う機会にもなり楽しいです。

 

どこだとしても、セラピストなのか、個人でつかう・

楽しむためなのか目的が何であっても、興味が

どこにあっても、いろんな可能性があってそれぞれの

ニーズや興味に応じて、いろんなかたちのアロマセラピーが

ありうることを知ってもらえたらいいなと思います。

 

お読み頂きありがとうございます。