4才の男の子と、2才の女の子を育てている。

それはそれは可愛くて、いろんな感情を貰っている。


それと同時に、

2人育児で荒れ狂う部屋や

思い通りにいかない家事に

すこし疲れてしまう日もある。

もう少し子供達にとって、

良い環境を与えられないだろうか。

教えてあげれることは、ないだろうか。

答えがないからこそ落ち込む日もある。


ある日、公園から帰ってきて

3人で手を洗っていた。

家のそこら中に溢れる子供用品。

洗面台には踏み台が置かれていて

3人で身を寄せ合って手を洗っていた。


泡を洗い流す時、

洗面台の蛇口のホースを伸ばした。

“伸ばした”

ただ、それだけ。


『すげぇ!ママ、すげぇ!かっこいい!』

4才の息子は叫んだ。

2才の娘も、何故か拍手をしている。


4歳の息子は最近、どこから覚えたのか

オレとかすげぇとか、言葉を習得してきた。


子供にとってのこの世界は、

全てが新しくて輝いていて感動そのもの。

その玉手箱をわたしは持っていて

子供達の前で開けることができる。


子供の頃の感情をすっかり忘れていたわたしは

子供たちのヒーローになった。


子供の頃のヒーローを、少し思い出した。





子供の頃のヒーロー

 

 

 

 

 

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