以前にも紹介した docket (ドケット)。 docket とは「注文表」や「注文一覧」のことであり、レストランやカフェなどの飲食店で勤務する場合には必ず覚えておく必要のある英単語です。日本のレストランなどとは違い、こちらオーストラリアでは未だ注文をノートにメモし、それをレジに打ち込むのが主流だからです。

 

飲食店でランナー(料理を運ぶ役割の人)やフロア、キッチンとして勤務するなら、 docket に関する会話には毎日事欠きません。「ドケットチェックして」「ドケットの○○(料理名)チェックしておいて」などはその一例です。

 

例えば料理を運ぶ際に、「この料理はすでに提供済みですよ」という意味でその料理名に印をつけるとき、 cross it もしくは cross gyoza (料理名)などと表現します。

 

I’ve already crossed it.

もう印つけたよ

I am sorry I forgot to cross vegetable ramen. I brought it already.

ごめん、チェックつけるの忘れてた。もう野菜ラーメン運んだよ

 

 cross it 以外の表現もあります。

cross it out

cross it off

tick it

 

日本語では印をつけることを「チェックする」などと表現することがありますが、英語ではチェックではなく tick 「ティック」なので誤用しないように気をつけてください。

 

Could you please cross it out?

これチェックしておいてもらえますか。

Just bring them. I’ll tick them on the docket.

持ってっていいよ。印つけておくから。

 

 

 

多くのレストランでは、注文表に記載された全ての料理を運び終わったとき、針のようなものにその注文表を刺して いきます。基本的にはもう必要ないですが、万が一見直せるようにゴミ箱ではなくその場にキープしておくためです。この針に注文表を刺す行為を spike it と表現します。

 

After bringing the dish, you have to spike the docket.

料理を運び終わったら、注文表を針に刺してね。

Could you spike it for me please?

針に刺しといて。

 

そのほかに注文表に関してよくある会話例として can you check the docket? 「注文表を確認してみて」があります。これは料理の提供ミスがあった時にホールスタッフやキッチンの人の間で起こりうる会話です。

 

They said they didn’t order the dish. So could you check the docket?

お客さんがその料理は注文してない、っていうから、一度注文表確認してみて

 

 

 

                    

 

 

飲食店で必須のワード docket 。その docket とともに、考えられる表現もまとめて覚えておきましょう。現在働いている人も、もしくは将来働きたいなと思っている方もきっと役にたつと思います。