カフェやレストランなどの飲食店で働く場合、日本ではケータイのアプリを使ったり、ハンディを使ったりしてオーダーを受けることが主流です。オーストラリアではオーダーを暗記したり、紙に記入したりして、その後レジに打ち込むことがまだまだ主流です。

 

そして受けた注文をレジに打ち込むと、キッチンに注文表が送信されます。この注文表、英語では docket 「ドケット」と言います。

 

 docket という名称を知らないと、なんのことだかさっぱりわからないので、最初のうちは混乱してしまいます。

 

私が勤務しているレストランでは、その docket を壁に吊るし、出来上がった料理をその docket から消去していく、という方法で料理を運んでいきます。

 

キッチンに送られた docket はもちろん自動で壁に吊るされるわけではなく、人力で行わなければならないので、よく Can you do the docket work? などと先輩から指示を受けました。

 

しかし最初のうちはその意図をなんとなくで察していただけなので、 docket という言葉は全く聞き取れていませんでした。忙しいこともあっていちいち What did you say? などと何度も聞き直している暇はなかったのです。

 

後になってその先輩に尋ねてみたら、ようやくそれが docket だということに気づきました。

 

他にも注文ミスや料理を運び間違えたりした時に Can you check the docket? などと尋ねる、尋ねられることが頻繁にあります。

 

料理やその提供に直結することなので、ここでミスが起こるとあとあと面倒なことになります。そんなことにならないためにも docket をしっかり覚えておきましょう。字面だけだと実際に耳にしたときに聞き取れないことも多いので、オンライン辞書などを用いて、その発音にもある程度慣れておくことをオススメします。