オーストラリアに渡航してくる人たちにはそれぞれ色々な目的があると思います。英語を勉強したい人、国際色豊かな友人関係を築きたい人、旅行好きな人、お金を貯めたい人。ただしどのようなモチベーションや目標でも、やはりストレスフルな生活が待ち受けているのは間違えありません。「英語やコミュニケーションツールであり、オージーライフを楽しむためには他にも大切なことはたくさんある」ことは紛れもない事実ではありますが、それでもしかしどんなアクティビティーにおいてもほぼ100%用いられるであろうコミュニケーションツールが他の人より上手く使えないのは相当なハンディであることも事実で、その結果、大きなストレスを抱えてこんでしまうことも少なくありません。

 

日本のテレビ番組に没頭することや日本人コミュニティーの中で生活すること、はたまたお酒やタバコを嗜むことなど、これらをある程度は許容し、ストレスコントロールするのも必要なことです。しかし自暴自棄になって、散財してしまったり、全く英語を使わなくなってしまったりしては、せっかくの「留学」「ワーホリ」という決断を無為にしてしまいます。何事もバランスが大切です。

 

 

                    

 

誰もが渡航当初は英語の壁に悩んで、やはり日本語のコンテンツに多く接してしまいがちです。少しずつ英語環境に慣れるに従って、どんどん英語のコンテンツでも生活を楽しめるようになってきます。ただし2、3ヶ月くらいするとどうしてもモチベーションが徐々に低下したり、日本が恋しくなってして、また当初の生活に後戻りしてしまうことがあります。そんな気持ちに駆られたら、 Don’t be a backslider! を思い出してください。

 

 backslide は「(悪い習慣に)後戻りする」と言う意味です。

 

禁煙2ヶ月目にしてまたタバコを吸い始めてしまったら I backslid to smoke again. 、人恋しさに性格の悪い元彼と寄りを戻そうとする彼女には Don’t backslide. Don’t you remember he is the worst. 、ランニングを2週間でやめてしまった彼には You are a backslider. 。とにかく悪い習慣に戻ってしまった、もしくは良い習慣をやめてしまった場合に使ってみましょう。少し offensive 「気に触る」表現なので、使う相手はしっかりと選びましょう。

 

 

 

英語にはコミュニケーションを図るときに頻繁に使用する表現と、会話を楽しむときによく使う表現があります。コミュニケーションの段階でよく問題を抱える英会話学習者が率先して覚える必要があるのは前者のコミュニケーション用の単語や表現です。しかしたまには買いっを楽しむための、 backslidebackslider のような表現も息抜きのためであったり、また友達との会話をより楽しいものにするために覚えるようにしてみても良いかもしれません。

 

Don’t be a backslider!