役割分担がなされている飲食店スタッフ
ワーキングホリデーでオーストラリアに渡航されてきた方にはホスピタリティー、つまり飲食業での勤務することがよくあるルートの1つです。
日本と違い、ここオーストラリアでは、路面店や、数席しかない小さなお店ではあまり細かな役割分担はないでしょうが、中規模以上の飲食店ではレジを管理するキャッシャーや注文をとるフロア、ドリンクを作るバーテンダー、料理を運ぶランナーや皿洗いをするキッチンハンドなどと担当の仕事が割り当てられています。
ローカルレストランで勤務するなら、キャッシャーやフロアなど役割はは基本的には、英語ネイティブのに割り当てられるます。特に英語を勉強中である人がローカルのレストランで仕事をゲットしても、バリスタやバーテンダーなどのように、特別なスキルがない限り、最初の数ヶ月はフロアとしてはなかなか働かせてくれない可能性も十分にあります。
もしローカルレストランで勤務し始めたら、最初の役割はほとんどキッチンハンドやランナーといっても過言ではないでしょう。料理を覚えるまでは英語ネイティブの方々でもランナーとして一定期間は勤務したりします。
キッチンハンドとしてはほとんどないですが、ランナーとしてはお客さんと関わる機会は多く存在します。そのためお客さんから「注文を受けてくれ」と頼まれる機会も出てきます。オーナーやマネージャーによってはランナーが注文を受けることに寛容な方もいますが、基本的には役割分担がなされているので、あまり積極的に注文を受けない方が賢明です。ランナーとして勤務し始めたら、なぜオーダーはフロアに任せた方が良いのかわかると思います。
注文を断る時のフレーズ
さて、お客さんからの注文を受けることを断る時、もちろん無視はできません。 Please, wait. や One moment, please. でも十分意図は伝わりますが、少しぶっきらぼうな、もしくは自分自身が注文を取りに戻ってくる印象を与えてしまいかねません。そのためここはしっかり「他のスタッフを呼んできます。」と伝えるべきです。
そんな時に伝える表現が、 I’ll get you somebody else. です。意味はそのまま「他のスタッフを呼んできます」です。もしランナーとしてとても忙しく、一言で会話を終わらせたい場合は単に I’ll get you somebody else. とだけ言いその場を去りましょう。そしてフロアのスタッフにあるテーブルのお客さんが注文したがっていたことを伝えましょう。 Hey can you take order from ○○. などと彼、彼女らに伝えれば問題ありません。
もしランナーとして少し余裕はあるけれど、でもあまりお客さんと長く話している時間がない時には、もう少し丁寧に Sorry, but I can’t take orders. So I’ll get you somebody else. 「すいません、オーダーは取れないんです。他のスタッフを呼んできますね」などと伝えましょう。
レストランやカフェなどの仕事は基本的にはルーティーンワークなので、あまりあまり繰った表現を使おうとする必要はないかと思いますが、もしその中でも表現に幅を出したいと思うならば I’ll get you other stuff. や I’ll send somebody else to take your order. などと少しアレンジを加えても良いかもしれません。お客さんもこちらが言いたいことはわかるでしょう。
自分の役割に専念しよう
日本人の方は自分の許容量以上の仕事を抱え込んでいしまう傾向にあると思います。レストランやカフェなどの飲食業は特に素早いコミュニケーションが必要で、 Let me finish. What I wanna say is ~ . と言うなどして自分の話す時間を作っている暇がないことが頻繁にあります。英語が堪能でも困難してしまう可能性がある飲食店勤務、もしネイティブレベルで英語が使えこなせないなら少しでも抱える仕事の量を減らす方が賢明です。抱える仕事量が多ければ多いほど、トラブルを起こす、または巻き込まれる可能性が高いので。
ランナーとして勤務しているならそんな忙しくなくともとりあえずランナーとしての仕事に集中し、もしとんでもなく暇になって、さらにオーナーやマネージャーから注文をとる許しが出たら、少しオーダーをとることにも挑戦してみても良いかもしれません。


