もともと今年の夏に、前に勤めていた会社で再雇用試験を受け、復帰する予定でした。
手術日はまだ決まりませんが、スケジュール的に手術後即復帰、復帰後即手術のどちらかになりそうだったので、現実的ではないので、復帰日については会社に相談しなければなりませんでした。
しかし、今は会社に所属しているわけでなく、一回退職している身。
試験については一通り終わっていましたが、採用していただけるかもまだ分からない状態でした。
新卒だったらこんな状況一発アウトだよなぁと思いながら、切り捨てられる覚悟はしているつもりでした。
いつ報告しよう、、、
と思いながら、職を失うかもしれない不安も抱えていました。
もし職を失うなら、やりたい仕事って何だろう、、と考え、韓国語も韓国ドラマも好きだから、翻訳の仕事できたらいいなぁと漠然と思い、狂ったように韓国語の勉強に没頭することで、不安を紛らわせていました
でももう復帰できないことは決まっているし、もし配属先などを進めてもらっていたら申し訳ないので、F病院で詳しく診てもらえたら、すぐに報告しようと決めていました。
zoomで面談を設定して欲しいとメール、、
もう怪しいよね、、
何かがあったんだと思うよね、、
約束の時間になり、面談もしていただいた人事担当の方と挨拶する。
「復帰時期についてのご相談ということですが、どういった内容ですか?」
「あの、、、単刀直入に申し上げますと、、、
甲状腺にガンが見つかりました。9月に手術予定なので、9月の復帰が難しくなってしまいました。。」
と言ったところでばぁーーーっと涙が溢れて止まらなくなってしまいました
そんなつもりもなくて、ちゃんと伝えられるつもりだったのですが、もう号泣
たぶん、他人にこのことを話すのが初めてだったので、言葉にした瞬間に
あ、私ガンなんだ、、、
と再認識させられたような感覚でした。
それからリンパにもかなり広がってしまってるのでら放射線治療が必要なこと。
放射線は働きながらでもできるようなので、復帰日をそこまで先延ばしにできなければ、手術後すぐにでも働く意欲があること。
でも許されるなら自宅で療養したい旨を伝えました。
人事の方は私がおいおい泣いているので、ものすごく同情してくれました
「とにかく今は会社のことは心配せず、お身体のことだけを考えてください。働く意欲があるということは充分理解致しました。こちらでもより良い対応ができるように熟考させていただきます。」
配属の準備を進めていただいていたのに、ご迷惑をおかけして申し訳ありません、とひたすら謝っていました。
私は会社が好きです。
まだ半分子供のまま入社した私。
たくさんの人からたくさんのことを学び、成長させていただきました。
自分がやりたいことも尊重してやらせていただきました。
尊敬できる先輩、上司ばかりで、ほんとに恵まれていたなぁと思っています。
だからまた働きたいのです。あの会社で。
面談の後、担当者の方から個別メールで
「まずは体調が回復することを最優先して、そのあとで復職のことは一緒に考えましょう。」
と言っていただけました。
職を失うかも、、、
という不安は消えたのでした
とにかく健康を少しでも害すると全てが崩れる。
身をもって痛いほど感じていました。