2024/05/20 今日はようやくK病院で紹介状をもらえる日。
それを持って、病院内の地域予約センターみたいなところでF病院の予約を取り直す。
ここまでも長かったのに、次は大学病院、、
予約いつになるんだろう、、と不安を抱えながら待っていると
9日後の29日なら予約が取れるとのこと。
えーーまた9日も待つの
やだ
自分のステージとか、がんがどこまで進んでしまってるのかとか、まだ何も分からないまま。
バセドウと薬だけもらっただけでどうなるか分からない。
早く誰かに診てもらいたかった。
ということでごねる。笑
もうちょっと早くならないかと
「予約だと29になっちゃうのですが、月火水は一般でも診てもらえるそうです。
今日月曜日なので今から行けば診てもらえますよ。
予約がないので、かなり待つことになるかも知れませんが。」
「今すぐ行きますーーー!!」
この日は子供たちが運動会の代休だったので、母親に子供たちをお願いし、紹介状握りしめて、そのまま車ぶっ飛ばしてF病院まで行きました。
F病院は森の中にあって大きくてキレイ
受付で紹介状を渡し、予約はないが、一般でいいから見て欲しいとお願いした。
内分泌外科に行き、また受付をして診察番号をもらって待つ。
しばらくすると看護師さんがやってきた。
「今日予約は取ってないんだよね?予約取れなかった?皆さんちゃんと予約をとってもらってそれなりの時間を確保しています。あなたの紹介状を見る限り、予約の隙間にさっと入れるような内容じゃないのね。」
とすっごい迷惑がられました。笑
えーーー来ていいって言われたから来たんですけども
「突然来てしまってすみません。でも予約が取れたのがかなり先で、一般なら今日でも診てもらえるということだったので。。」
「ちょっと待ってくださいね。」
今日はダメなのかなぁ。。
そりゃ突然来たら迷惑かぁ。
必死すぎて、常識的に考えられなくなっていたのかも知れません。。
しばらくするとまた看護師の方がいらっしゃって
「今日は2人先生がいらっしゃいます。基本的に初診してくださる先生が担当医、手術も執刀医になります。どちらの先生がいいとか希望ございますか?」
えーーー私が決めるの??今?
ぱっとみると診察室の名前を見ると男の先生と女の先生、、
先ほどチラッと見えた男の先生は冷たいような印象、、
もう先生の選択誤りたくないけど、手術してもらうとなると腕がいい先生がいい。
男の人のがいいんだろうか、、、
でも女の人のほうが気持ちを分かってくれそうだし
とグルグル考えて
「あの、内視鏡の手術が希望なのですが、できたら手術に長けてる先生がいいです、、」
「うーんと、お待ちくださいね。」
急に来てごちゃごちゃ言ってすみませーーーん
いたたまれなくなりましたが、自分の命のこと。
ちゃんと見極めないといけません。
しばらくするとまた戻って来て
「あなたの場合、腫瘍の大きさから内視鏡の手術は無理みたいです。」
ええええーーーーそうなの!?
じゃあ首下がっつり切開しかないの?
K病院、内視鏡できるからF病院がいいって言ったくせに。益々信用できんわ
この時はものすごいショックを受けたけど、今となっては傷痕がどうのこうのとかどうでもいい。笑
「甲状腺の専門自体も珍しくて、先生も4人しかいらっしゃいません。どなたもかなりの症例をこなしていらっしゃいます。
男の先生ならあと1時間くらいしたら診てもらえそうです。
女の先生なら今日混み合ってるから、午後4時くらいになるので、また来てもらうことになりますが。。」
そそそうなんだ、、
F病院は全国的に見ても甲状腺専門のチームがあるくらい最先端のようだった。
誰になっても最良な治療が受けれるかなと、やっぱり女の先生に診てもらうことにした。
一旦帰り、再訪、、
先生は小さくて可愛らしい先生だった。
でも血液検査の結果を見て
「4月はめちゃくちゃしんどかったでしょう。数値がひどいもんね。辛かったね。」
とやっと共感してくれる、優しい先生で、この先生にしてよかったと思いました。
「K病院からエコーの写真もらってるんだけどね、、、えーとなんかすごい不鮮明でね。。
右に腫瘍があるんだけど、左側も見たいんだけど、左側のエコーもなくて、、
バセドウについては今後どうやって治療してくとか言われてる?」
「えっと、、バセドウについても薬をもらっただけで、あとはF病院で診てもらうよう言われました。」
「おっとそうなのねそういうことか。。」
なんなんだあの病院。笑
患者に対する態度もだし、紹介状もお粗末だし、治療も丸投げという、、
先生も苦笑いでした。笑
K病院では聞きたくても聞けなかったことをメモして来ていたので。笑 全部聞いてみました。
◆腫瘍が大きいので、内視鏡の手術は無理。
内視鏡はほんとに見た目重視というか、傷跡をいかに小さく綺麗で済ますかということに重きを置いた治療。
良性の治療には用いるが、がんの治療については大きさに関わらず、おすすめできない。
◆手術については3〜4ヶ月後になる
血液検査を見ると肝臓の数値がよくない。バセドウの薬、メルカゾールの副作用と思われる。副作用が出る場合は薬の継続は不可能。そうなると即手術になる。
私は9月に職場復帰予定だったので、復帰できないことが確定する、、
会社に相談するように、と先生から言われる。
◆切除の範囲について
大きさや進行によるが、一部甲状腺を残すことが出来れば、ホルモン薬を飲まずに済む。
(甲状腺全摘になれば甲状腺ホルモンが出なくなるので、一生ホルモン薬を飲むことになります。)
しかしバセドウもあるので悩ましいところ。
バセドウは1年や2年くらいかけて経過を見ながら、治らなければ甲状腺全摘となる。
ガンがあるのでそんなに悠長には様子を見ていられない。
もし一部残してバセドウが収まらない場合、もう一度手術して全摘となる。それは避けたい。
バセドウ何してくれてんねん
◆半回神経を巻き込んでいる可能性について
鼻からカメラを入れて声帯の麻痺を確認する。
4月ごろ声の調子がおかしかったが、神経は2本あり、一本だめになっても片方が役割を肩代わりして一見よくなったようにも見える。検査が必要。
◆転移の検査について
造影剤を使ったCTを撮る。でも造影剤を入れるとバセドウの数値が半端ではないくらい上がってしまう可能性があるので、今は無理。薬で様子を見ながら正常値にはいればCTを撮る。
なのでしばらく大人しく過ごすこと。
バセドウ何してくれてんねん
◆転移があった場合
放射線治療、効かなければ抗がん剤治療
働きながら治療する人もいる。
◆日常生活で気をつけることは特にない。
首を動かしちゃだめとかいうこともない。
次は27日に血液検査、エコーももう一回撮ると言われた。
細胞診についてはこちらの病院でも念の為もう一度検査にかける、とのこと。
また一からの検査になるけど、とにかく頼りになる信頼できる先生に私の存在を知ってもらえてよかった。
今日無理矢理にでも来てよかったーと思いました