2024/5/14
待ちに待った細胞診の結果を聞きに行く日。
長かった
でもこの3週間でかなり腹積りができていた。
どんな結果になっても、子供達のために頑張って治療するしかないと腹を括っていた。
とは言っても、実際にガンだと告知されたとき、メンタル的に大丈夫なのか不安だったので、母親に付いてきてもらった。
わずかな希望をまだこのときは持っていて、どこかできっと良性でまたいつもの自分に戻れるんだと思っているところもあった。
バセドウについてはかなり落ち着いていて、普通に生活する分には何の支障もなくなっていた。
K病院でまずは血液検査をして待合室で待つ。
いつものことながらめちゃくちゃ待たされる。
病院嫌い
やっと呼ばれて診察室に入ると、先生と、、
見慣れない知らない人がいた。
あれー知らん人おるー
これってヤバいってことだよね。。
もうこの時にダメだ
と確信していました。
まずは、バセドウの状況から。
ホルモンの状態はかなりよくなってるけど、肝臓の数値がよくないと言われる。
おそらく副作用だろうと。。
メルカゾールの量を一錠に減らして様子を見ると言われた。
「それで、腫瘍のほうなんですけどね、、
形も悪いって言ってたと思うんですけど、、」
先生がパソコンの画面を変えると、真っ赤な文字で「悪性」と書いてありました。
「やっぱり悪性でした」
「、、、、」
いやいや、なんで半笑いなのこの人
「じゃーん!悪性でしたー」
じゃないのよ。笑
そういう人なのかもしれんけど、ガンの告知半笑いはダメなのよ。笑
「乳頭がんですね。」
ガーン、だけど乳頭がんでよかったぁと安心しました。
死ぬことはなさそう。
腹積りしていたとはいえ、希望も持っていたので、ショックが大きくて、その後のことはほとんど覚えてない。笑
っていうかこの先生にはもう何も聞きたくなかった。嫌すぎて。笑
母親が懸命にいろいろ聞いてたけど何にも覚えてない。
手術は絶対だけど、うちでは切開しかできないからF病院なら内視鏡もやってるし、F病院がいいとしきりに転院を勧められた。
紹介状を用意するのにまた1週間かかるという。
その紹介状を持って予約を取ることになるので、F病院に行けるのはいつになることやら、、
もうほんとに最初からF病院に行けばよかった。
時間とお金の無駄
診察室を出ると、部屋にいた謎の男が寄ってきて
「びっくりしたでしょう。大丈夫ですか?」
と聞いてきた。
あーメンタルケアか何かの人なのかな。
びっくりしたというか、、
何なのあの先生という感情が大きくて、ショックもあるけど、この病院を選んだことを後悔していた。
がんサポートセンターなるものがあり、なかなか聞けないことを相談できる場所だという。
がんは病院や治療法についても、医者のいいなりではなく、自分で探して、調べて、選択する。
生きるか死ぬかを自分の選択で左右してしまう恐ろしいもの。
それを知っていたからがんにだけはなりたくなかった。
少し選択を誤れば苦しんで死ぬから。
「相談する場所もありますからね。甲状腺がんはかなり予後もいいがんなので。」
めちゃくちゃ励ましてくれた。
でも、逆にこんなにメンタルケアの人に励まさせるくらい、すごい病気なんだと思い知らされるようでもあった。
私よりも母親がショックを受けてしまって、申し訳なく思った。
心配してずっとそばに居てくれた。
心配させないように気丈に振る舞った。
旦那も午後から帰ってきてくれた。
心配させないように気丈に振る舞った。
でも、がんかもしれないという途方もない不安は消えて、なるようにしかならんとメンタルは安定したように思う。
どんな姿になっても、生きるしかないんだ。