ゴールデンウィークも終わり、子供達も学校に行き始めましたが、結果を聞くのはまだまだ先
思えばこの時が1番辛かったかもしれません。
「甲状腺がん」
と検索しては良性かも、、いや、悪性かもしれないと不安がぐるぐるジェットコースターのように上がったり下がったりを繰り返していました。
甲状腺にできる腫瘍の90%は良性のものという記事を見て安心したり。
稀に腫瘍からホルモンが過剰に作られてしまうプランマー病というものもあり、バセドウ病との違いに注意という記事を見て、これじゃない!?と安心したり。
でもどんどん調べていくうちに、悪性なんだろうなぁという確信が持ててくる。
◆甲状腺の腫瘍については、エコーでだいたい良性か悪性かは判断できるということ。
◆細胞診はあくまで念の為の検査であり、細胞診までしたということは、悪性の可能性が高い。
実際形も悪いと言われていた。
◆ガンは触るとゴツゴツしていて硬く、流動性もない。
私の腫瘍は触ると硬く、全く動かなくて他の組織にも癒着している感じでした。
触ると落ち込むのに、毎日何度も触って確認して、やっぱり動かない、、と自分を苦しめていました。
甲状腺がんには大きく分けて5種類ほどあるのですが、そのほとんどが「乳頭がん」という種類。
進行は緩やかで10年生存率も約98%もある。
他の臓器への転移もほぼなく、していたとしても進行も遅いので死に至ることはない。
ただ、1-2%の確率で「未分化がん」の可能性もある。
未分化がんは悪性度が非常に高く、進行も極端に早く1年生存率は約20%しかない。
ほとんどが乳頭がんというけど、もし悪性の高い未分化がんだったら死ぬのかなぁ、、、
漠然と自分が死んだ後のことばかり考えていました。
子供たちもしっかりしてきてはいるけど、まだ教えてあげないといけないことも多いし、大人になってからもいろんな面でサポートしてあげたい。
子供たちの寝顔を見ながら、まだ生きたい、まだ死ねない、死んでも死にきれない。
そんな不安に押しつぶされそうでした。
またガン治療については、病院選びや治療法選びは自分で選択していかなければならないことも分かっていたので、間違った選択をしないか、いい先生に出会えるのかという不安もありました。
治療法や、緩和ケアを誤って苦しんで亡くなっていった方も知っていたので、とにかくガンは恐ろしいものだと思っていました。
自分もそうなる運命じゃないのか、、
一気に自分だけが違う世界線で生きているような気がしていました。
家から外の世界に出ると、自分だけ死んでるのに生きてるような、生きてるのに死んでるような、不思議な感覚でした。
私にはもうみんなが持ってる普通の幸せはなくなったんだなぁと漠然と思いました。